日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成16年2月1日 広布唱題会

法華題目抄
法華題目抄(御書三五三頁)

 問うて云はく、法華経の意をもしらず、義理をもあぢはゝずして、只南無妙法蓮華経と計り五字七字に限りて、一日に一返、一月乃至一年十年一期生の間に只一返なんど唱へても軽重の悪に引かれずして四悪趣におもむかず、つひに不退の位にいたるべしや。答へて云はく、しかるべきなり。


【現代語訳】

 質問いたします。法華経の意味も知らず、説かれている教義や法理も深く感じ取ることができないままで、ただ南無妙法蓮華経と題目の五字七字を唱えるだけで功徳があるのでしょうか。しかも、一日に一遍だけ、一ヶ月の間に、あるいは一年の間に、あるいは十年の間に、さらには一生の間に、だだ一遍だけ南無妙法蓮華経と唱えることにより、軽い罪ばかりか重い罪にもならず、また地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界の四種類の苦しみの世界にも堕ちることなく、やがては不退転の境界を得、成仏することが出来るのでありましょうか。

 答えます。実にその通りです。


【解説】

 「南無妙法蓮華経」と三大秘法のお題目を唱える功徳の大きさを教えて下さる御文です。一生の間に一遍でもお題目を唱えたならば成仏が叶う、と大聖人様が仰せ下さるのですから、私たちは素直にこのお言葉を信じることが大切です。不退の位とは『自我偈』に説かれる、「我此土安穏・天人常充満」の世界です。

 また、一遍でも唱えればこのような功徳を得ることが出来るのですが、それだけこのお題目を唱えることが難しい、と云うことでもあります。私たちの周囲にはお題目を唱えられない人が大勢います。唱えていても魔に負けて退転する人たちもおります。それだけ「南無妙法蓮華経」と唱えることは難しい、と教えてくれているのです。

 ゆえに、我々は大きな功徳のあるお題目であることを忘れてはなりません。なにげなくお題目を唱えていてはなりません。

 日蓮大聖人様が教えて下さる三大秘法のお題目には無量の功徳が具わっていることを確信し、寒い毎日ですが精進を重ねてまいりましょう。特に今月は大聖人様の御誕生月です。より一層心を磨き一生成仏の境界を開いてまいりましょう。

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