日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成20年1月6日 広布唱題会

御義口伝

〜 躍進 〜

御義口伝(御書一七三四頁)
弘安元年 正月一日 五七歳

御義口伝 (新編御書一七三四頁)

御義口伝に云はく、合掌とは法華経の異名なり。向仏とは法華経に値ひ奉るを云ふなり。合掌は色法なり、向仏は心法なり。色心二法妙法と開悟するを歓喜踊躍と説くなり


 立宗七五六年の新春を謹んでお慶び申し上げます。本年は「躍進の年」と銘打たれました。明年に控えた、『立正安国論正義顕揚七五〇年』に向かって勇躍前進をするときである、との意義を込められものと拝します。

 躍進とは、躍り上がって進む意です。躍り上がるとは、勢いよく飛び上がる姿です。勢いよく飛び上がるためには、喜びの心が不可欠です。この喜びの心について大聖人様は、『御義口伝』で「歓喜踊躍」とお示し下さるのです。つまり、御本尊様に向かって唱題をするときに、色心の二法、すなわち身も心も歓喜し躍り上がるような心になることを教えて下さいます。唱題の功徳により、生命が躍動し、悦びの境界で一日一日を過ごすことができるようになるのです。

 『十字御書』には、
「仏と申す事も我等が心の内にをはします」
とあります。御本尊様に向かって手を合わせ唱題をすることは我らの心の内におわします仏性を呼び起こす修行です。仏性が呼び起こされるとは、仏様の心が表面に顕わることです。これほど有り難くまた嬉しいことはありません。そのことを『御義口伝』では「お題目を唱えると、心が歓喜し躍り上がるようになる」と仰せなのです。故に、躍進とは唱題を重ねることにより成し遂げられるものです。

 世界中の人たちが、「歓喜踊躍」した姿になれば、争いのない穏やかで平和な世の中になるのは当然のことです。立正安国論の精神はここにあります。

 明年に控えた五十年に一度の節目を迎えるに当たって、唱題を重ね歓喜踊躍の心で進むことは、混迷する社会情勢の中にあって、大御本尊様を根本にした確固たる信心を建ててゆくことです。その信心に「乃至法界平等利益自他倶安同帰寂光」の功徳が顕わます。

 躍進の年に当たり、次ぎに実践主題が打ち出されております。

 一、総登山と大結集の推進
 二、真剣な勤行と唱題
 三、不断の折伏と育成

 御法主日如上人の御指南を仰ぎ奉り、立正安国実現を目指し、勇躍前進の年とすべく精進されんことをお祈り申し上げます。

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日蓮正宗向陽山佛乗寺