日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成21年2月1日 永代経

総本山へに登山参詣することによって受けられる功徳
 皆さまが総本山に御登山されます。今年は特に、「『立正安国論』正義顕揚七百五十年」の大佳節を慶祝申し上げる「法華講五十万人総登山」が執り行われております。このご登山には日蓮大聖人様がお慶びになり、お誉めのお言葉をおかけ下さっていると強く信じます。

 大聖人様からのお誉めのお言葉は、たとえば、
@ 「 妙一尼御前当山参詣有り難く候」(『道妙禅門御書』一〇四一頁)
A 「女房の御参詣こそゆめともうつゝともありがたく候ひしか。心ざしはちがはせ申さず」(『舂麦御書』九九一頁)
B 「毎年度々の御参詣には、無始の罪障も定めて今生一世に消滅すべきか。弥はげむべし、はげむべし」(『四條金吾殿御返事』一五〇二頁)
C 「此の砌に望まん輩は無始の罪障忽ちに消滅し、三業の悪転じて三徳を成ぜん。彼の中天竺の無熱池に臨みし悩者が、心中の熱気を除愈して充満其願如清涼池とうそぶきしも、彼此異なりといへども、其の意は争でか替はるべき。彼の月氏の霊鷲山は本朝此の身延の嶺なり。参詣遥かに中絶せり。急ぎ急ぎに来臨を企つべし」(『南条殿御返事』(一五七〇頁)
とある如くです。

 思いますに、大聖人様にお誉めいただける信心、これが私たちの目指す信心でなければなりません。ところが、
D 「日蓮を用ひぬるともあしくうやまはゞ国亡ぶべし」(『種々御振舞御書』一〇六六頁)
とのご注意を守らずに、大聖人様を利用するような信仰をすると、どのような結果を招くかというと、池田大作創価学会が支配する公明党が政権与党になってからの世界を見ると明らかです。日本どころか世界中が混乱している現在の状況は、まさに日蓮大聖人からお叱りを受けている姿なのです。

したがって、
E 「総じて日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人々は日蓮が如くにし候へ」 (『四菩薩造立抄』一三七〇頁)
とありますように、成仏を遂げたいと思って、法華経を修行しているのであれば、日蓮の申し上げるように励みなさい、との信仰を貫くことが肝要なのです。自らのためにも、ご家族のためにも、友人知人のためにも。

 登山の功徳を続けます。 
 南条兵衛七朗殿に仰せ下さった、
F 「須弥山に近づく鳥は金色となるなり」(『本尊供養御書』一〇七五頁)
つまり、須弥山という尊い山に近づく鳥が金色に光り輝くのと同じように、大御本尊様に近づく私たちには、体全体が大聖人様の慈悲の光り包まれる大きな功徳を受けることができるのであります。

 これは、『十字御書』御書にあるように
G 「徳も勝り人にも愛せられ」・「幸いは心より出て我を飾る」・「幸いを万里の外より集める」ような貴い功徳に浴することができている姿を「金色」と教えて下さっているのです。

 多くの苦難を乗り越えての御登山の心意気は、
H 「道のとをきに心ざしのあらわるゝにや」(『乙御前御母御書』六八九頁)
との仰せに通じるものですから、なお功徳が重なります。
 
 大聖人様のこのようなお言葉がある故に、この度の立正安国論正義顕揚750年を契機として、御隠尊日顕上人が地涌倍増を仰せになられ、さらに日如上人が五十万名総登山を御指南下さったのであり、そのお心は、私たち法華講衆に、日蓮大聖人様の元に足を運ぶ修行によって、過去の罪障消滅をはじめとする大きな功徳を受けてゆきなさい、との大慈大悲であります。そして、「出陣」と御指南下さいます。それは、御登山をすることによりこのような大きな功徳を受けることが叶うのである、その功徳を、経済苦や病苦、対人関係に悩んでいる人などに分けてあげなさい、それが折伏です、との御意であると拝します。折伏は破折も大事ですが、功徳を受けた体験を伝えることもまた大事なことです。繰り返しますが、御登山をして受けた功徳、喜びを伝えることが大聖人様のお使いをすることになるのです。

 大聖人様が
I 「是にて待ち入って候べし」(『南条殿御返事』一五七〇頁)
と仰せ下さっております。皆で御登山をして、広宣流布のため、世界中の人たちが幸福に暮らせる世の中になるように修行に励みましょう。

以上

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日蓮正宗向陽山佛乗寺