日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成21年12月6日 広布唱題会

四条金吾殿御返事

四条金吾殿御返事(御書一五〇二頁)
弘安三年一〇月八日 五九歳

四条金吾殿御返事

然るを毎年度々の御参詣には、無始の罪障も定めて今生一世に消滅すべきか。弥はげむべし、はげむべし。


 十二月度の広布唱題会へのご参詣、誠にご苦労さまでした。ご自身の成仏ばかりではなく、世界中の人々の幸せを祈る広布唱題会です。皆様には心を込め、一心に御祈念されたことと思います。尊い修行です。

 現在(五日・六日を中心にして)四千名を超える海外信徒が御登山をされております。多くの時間と経費を費やし、遙々総本山に足を運ぶ信心に、阿仏房の登山の精神が海外の御信徒にも脈々と受け継がれています。

 遠来の友に共通していることは「純真」ということです。純真さを表す一例として、御開扉の時にそれぞれの国々の伝統的な民族衣装をまとったメンバーの姿を挙げることができます。飛行機での登山ですから、持ち物には限りがあります。その中で、御開扉をお受けする時に備えて、民族衣装などの特別な服装の用意をして持参をされるのです。日本人の男性で言えば、晴れの儀式に着する紋付き羽織袴を持参しているようなものでしょう。

 御開扉は日蓮大聖人様に御目通りをさせていただくものです。その御目通りに礼を尽くして臨む海外信徒の多くは、最初で最後の御開扉の方も少なくありません。大聖人様に失礼の無いように、と励む海外信徒の姿を大聖人様がどのようなお心で見まもってくださっているでしょうか。思うだけで胸が一杯になります。罪障消滅の功徳を受けられることは疑いのないものといえます。

 我が佛乗寺の御登山も、先月の二十二日に本年五回目の支部登山をさせていただき、これまでの四回と合わせて、賜った「佛乗寺千五十七名登山」の御命題を無事故で成し遂げることができました。これもひとえに御本尊様の御加護と御法主上人の御慈悲の賜です。そして、御命題に向かって懸命に努力をされた講頭を中心とする、推進や運営に携わって下さった檀信徒各位の異体同心の信心の表れであると思います。また、御命題を素直に拝し、御登山に臨まれた全檀信徒の貴い志の結果です。さらに病等の諸般の都合で、身は叶わなかったが心でご登山に参加された方々の陰徳があったればこそだといえます。

 講中が心を合わせて御登山をさせていただいたことは、冒頭の御文の如く、

「無始の罪障も定めて今生一世に消滅すべきか」

との貴い功徳を全員で受けることができます。有り難いことです。

 この功徳を確信し、自己の狭い心に執われることなく、御法主日如上人の御指南のままに、新に賜った御命題に向かって「明るく楽しく朗らかに」進んでまいりましょう。

 御参詣の皆様には、年末の慌ただしい世相に流されることなく、ご精進されますことを念じます。

 なお、新年一月の唱題会は元日の午前九時からです。年の初めに一時間の唱題をし、広布の決意をより強くしようではありませんか。

 明年の一月二日より三十一日まで、午後七時より八時までの一時間、広宣流布と自身の成仏を願って唱題会を執り行います。ご多忙かとは思いますが、時間を遣り繰りして御参詣し、異体同心の唱題に励みましょう。

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