日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成23年7月3日 広布唱題会

上野殿母尼御前御返事

上野殿母尼御前御返事 (御書 一五一〇頁)
文永八年五月一六日 五〇歳

上野殿母尼御前御返事 (御書一五一〇頁)

此の法華経を開いて拝見仕り候へば『如来則ち、衣を以て之を覆ひたまふ為し。又、他方の現在の諸仏に護念せらるゝことを為ん』等云云。経文の心は東西南北八方、並びに三千大千世界の外、四百万億那由他の国土に十方の諸仏ぞくぞくと充満せさせ給ふ。天には星の如く、地には稲麻のやうに並居させ給ひ、法華経の行者を守護せさせ給ふ事、譬へば大王の太子を諸の臣下の守護するが如し


 御法主日如上人は先月の唱題行の砌に、この御文を引用されて次のように御指南遊ばされました。

「いわばこの御文は、法華経受持の功徳がいかに広大であるかを明かされているのであります。もちろん、ここで法華経と仰せられているのは、今時末法に約して申せば、文上の法華経ではなく、寿量品文底秘沈の南無妙法蓮華経、すなわち人法一箇の大御本尊様のことであります。この人法一箇の大御本尊様を受持し、弘通する者は、ありとあらゆる仏、菩薩、二乗、諸天ならびにその眷属に守護せられること、間違いないのであります。それはひとえに、持つところの法が最も勝れているが故であります。故に『持妙法華問答抄』には、
『されば持たるゝ法だに第一ならば、持つ人随って第一なるベし』(御書二九八頁)
と仰せられております。また『得受職人功徳法門抄』には、
『此の妙法蓮華経は本地甚深の奥蔵、一大事因縁の大白法なり。化導三説に勝れ功一期に高く、一切衆生をして現当の悉地成就をせしむる法なるが故に、此の経受職の人は是くの如く功徳を得るなり。釈に云はく『法妙なるが故に人貴し』等云云』(御書五九四頁)
と仰せであります。

 今、宗門は僧俗一致して、来るべき平成二十七年・三十三年の目標達成のために、総力を挙げて前進をしております。

 かかる時に当たり、私どもは深くこの御金言を拝し大御本尊様ヘの絶対の確信と広大無辺なる功徳を信じ、一人残らず折伏逆化の戦いに馳せ参じ、誓願達成のために挺身をしていかなければなりません。

 二十七年・三十三年の目標を達成するためには、まず眼前の目標たる本年度を必ず勝利することであります。

 そのためには、失敗を恐れず、まず動くことであります。信心とは実践であります。自分を取り巻く人のなかで未入信の人がいたら、直ちに行動を起こし、下種折伏することが必要であります。

 折伏に当たっては、御本尊様の偉大なる功徳を、魂を込めて話をすることであります。心から相手の幸せを願い、折伏することが大事なのであります。

 どうぞ皆様には、今日、お話を申し上げましたように、この大御本尊様を受持信行する者は、大御本尊様の広大無辺なる功徳と、あらゆる仏、菩薩、二乗、諸天等の守護が必ずあることを忘れずに、勇気を持って、いよいよ折伏に励んでいただきたいことをお伝えして、本日の話といたします」


 私ども日蓮正宗富士大石寺の法華講衆は、御法主上人を大聖人様のお使いのお立場にあられるお方であると拝します。つまり、御法主上人の御言葉は宗祖日蓮大聖人様の御言葉であると肝に銘じて精進することが大切なのです。そこにおいてはじめて成仏の功徳を受けることが叶うことを忘れてはなりません。換言すれば、御法主上人の仰せのままに信心修行に励むことによって成仏の功徳を受けられのです。

 暑い季節を迎えましたが、「智目行足・到清涼池清涼」は我が心にあります。暑さに負けずに、素直な心で互いに励みましょう。

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日蓮正宗向陽山佛乗寺