日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成23年支部総会

小乗大乗分別抄

「心を耕す」
〜 心田 〜

○心田

小乗大乗分別抄

法華経に来たって始めて仏種を心田に下して(御書・七〇八頁)


【御書の意味】

  私たちの心を田や畑に譬え、仏の教えを植物の種に譬えて示されます。仏が悟りを開いた後、四十二年の間に多くの教えを説かれたが、最後の八年の間に説かれてた法華経において真実の教えを説き明かされたことをこのようなお言葉で教えて下さっております。

 毎日の生活に欠かすことのできない米ですが、収穫に向かっては、先ず田圃を耕して肥料を施し、水を引くことから始まります。田植えの後も多くの手間がかかります。米という漢字を八十八と書くのは、八十八もの手間がかかるところからこのようになったといわれておりますことからも分かります。

 ともあれ、私たちの心に植えられた仏の種を育てて立派に実が付くようにするためには、常に手入れをすることが大切です。肥料をやったり水をやったりする作業を信仰に上で考えると、自ら南無妙法蓮華経とお題目を唱え、周囲の人たちも共に南無妙法蓮華経唱えるように勧めることです。


○妙法蓮華経寿量品第十六(自我偈) 

質直意柔軟(しちじきいにゅうなん)
一心欲見仏(いっしんよっけんぶつ)
不自惜身命(ふじしゃくしんみょう)


心が真っ直ぐで柔らかな人は、その人の心の中で仏様にお会いしたいと願うようになり、自らの命さえも惜しまない、自己を超越する勇気が湧いてくる。


○絆(きずな)

※空間的絆=地域や友人知人との絆。
世界の平和を祈り行動を起こすことが空間的な意味での絆、つながりを実現する道。
勤行における四座の御観念文にそのことが示されている。
「祈念し奉る一天四海本因妙、広宣流布、大願成就御祈祷の御為に」

※時間的絆=先祖・子孫。
勤行の五座の御観念文では、
「某先祖代々並びに当宗信仰の面々・内得信仰の面々・各々先祖代々の諸精霊、追善供養證大菩提の為に」
と示される。

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