日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成25年4月7日 広布唱題会拝読御書

一代聖教大意

一代聖教大意 (平成新編御書九二頁)
正嘉二年二月一四日  三七歳

一代聖教大意 (平成新編御書九二頁)

此の経は何なる人の為ぞや。答ふ、此の経は相伝に有らざれば知り難し。悪人善人・有智無智・有戒無戒・男子女人、四趣八部、総じて十界の衆生の為なり


【通解】

法華経は誰のために説かれたのでしょうか。答えます。法華経は、師から法門を授けられた者でなければ理解することが出来ない教えです。悪人や善人、智慧の有る者、知恵の無い者、戒律を持つ者、戒律を持たない者、また、女性、男性、さらには、地獄・餓鬼・畜生・修羅の四悪趣、あるいは、天・龍・夜叉等の八部、それらを含む十界の衆生の為に説かれました。


【指導】

「相伝に有らざれば知り難し」とは、相伝を受けた師から学ぶことにより、法華経の功徳を受けられる、という意味です。その師とはどなたであられるかといえば、
『大白牛車書』に、
日蓮は建長五年三月二十八日、初めて此の大白牛車の一乗法華の相伝を申し顕はせり (御書・一一八九頁)
と述べられているように、建長五年三月二十八日に「南無妙法蓮華経」と御題目を唱え出された日蓮大聖人様であることは申すまでもありません。「大白牛車」も「一乗法華」も共に「南無妙法蓮華経」のことであり、それを言葉に出して私たちのために顕かにされたのです。

 宗祖日蓮大聖人様が、御自らこのように仰せになられていることをゆるがせにしてはなりません。

 さらに、御開山日興上人は『日興跡条々事』に、
日興が身に宛て給はる所の弘安二年の大御本尊は、日目に之を相伝す。本門寺に懸け奉るべし(御書・一八八三頁)
と仰せになり、日蓮大聖人様から相伝された「弘安二年の大御本尊」を日目上人に相伝することを明言されております。

 このように、「相伝」があってはじめて成仏の道が開かれることを大聖人様、日興上人は教えて下さっております。従って、私たちは、この仰せのままに信心修行に励むことで、成仏の大功徳を受けることが叶うのです。
 
 四月六・七日の両日、総本山で「御霊宝虫払い」が執り行われております。この法要は、七百五十年の間、末法の衆生を成仏に導く「相伝の仏法」、即ち「南無妙法蓮華経」の教えを正しく受け継いできた姿を拝見し、未来に向かって「相伝の仏法」を伝えてゆく決意を新たにする意義が込められております。

 海外からも多くの法華講衆が登山参詣し、日蓮正宗富士大石寺の信仰の正しさを目の当たりにして、各国での広布前進の原動力とならん、との誓いを立てております。

 私たちも、海外の法華講衆に負けないように、総本山に登山参詣し、大聖人様の仏法を相伝された御法主日如上人のお許しを賜り、大御本尊様に御目通りをして、罪障消滅に励み、功徳を積みましょう。

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日蓮正宗向陽山佛乗寺