日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成25年9月1日 広布唱題会拝読御書

法蓮抄

《御本尊様に心から唱題を》

法蓮抄(平成新編御書八一四頁)
建治元年四月  五四歳

法蓮抄 (平成新編御書八一四頁)

如何にしてか今度法華経に信心をとるべき。信なくして此の経を行ぜんは手なくして宝山に入り、足なくして千里の道を企つるがごとし


○『法蓮抄』について

「法蓮」は曽谷二郎兵衛尉教信の法号(戒名)です。大聖人樣からは曽谷殿とか教信御房と呼ばれていたことが与えられた御書から拝察できます。下総国(千葉県)の曽谷というところに住していたので曽谷氏を名乗られたようです。

総本山五十九世日亨上人は、「下総国葛飾郡曽谷に住して富木氏に次いで入信し、信行次第に増進し一生不退に大聖に奉仕したが、教解の進むに伴いて本門に猛進し、迹門不読の見を起こして訓悔を蒙ったこともある。但し、住地其の他の縁故により、富木・太田に協力して法塁を堅め通した。尚、この地方には金原法橋が在り秋元太郎兵衛が在った。大聖への帰嚮強く互いに道交密で信行に進んできた。又、星名五郎太郎もこの地方の人か」と述べられております。


○拝読箇所の解説

御文の「法華経」は申すまでもなく御本尊様のことです。大聖人様は、曽谷殿を通して、私たちに御本尊様に向かう姿勢・心構えを御教示下さるのです。

「信」こそが功徳を得る根本であり、「信」があれば宝の山に入り、思うままに宝物を我が物とすることが叶う、「信」があれば、遙か彼方であると思われる千里先までも行くことが出来ると励まして下さっております。「千里の道」とは。成仏の道程です。とても行き着くことが出来ない、と諦めるのではなく、御本尊様を「信」ずることで、目的を遂げることが出来るのです。

したがって、「信なくして此の経を行ぜんは」とのご注意を私たちも心に留めなくてはなりません。つまり、唱題をするときに、形だけの唱題になってはいないか、心がこもっているだろうか、と自省することが肝要であることを教えて下さっているのです。「身と口と意(こころ)からの唱題が出来ているか」と常に振り返り、前に進むことが功徳の源です。

自宅での勤行唱題も、お寺への参詣も、総本山への登山も、心を込めて励むことにより、宝を手にすることが出来、千里先まで行くことが出来ます。

また、仕事等の面においても、信(まこと)の心で取り組むことでよい結果を出すことが出来ることも教えて下さっていると思います。

仏法でも世法においても大聖人樣の教えを実践することで、絶大な功徳を得ることができることを信じ、唯授一人の血脈を御所持遊ばされる御法主日如上人のもとで、残暑に負けずに精進を致しましょう。

(日蓮正宗佛乘寺)

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