日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成26年6月1日 広布唱題会

文底秘沈抄

『文底秘沈抄』
本門の題目には必ず信行を具す、所謂但本門の本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱うるを本門の題目と名づくるなり。仮令信心有りと雖も若し修行無くんば未だ可ならざるなり (文底秘沈抄・七〇頁)

この『文底秘沈抄』は総本山第二十六世日寛上人が著された「六巻抄」の中の第二番目にあたります。ご承知のように、六巻抄は、『三重秘伝抄』、『文底秘沈抄』、『依義判文抄』、『末法相応抄』、『当流行事抄』、『当家三衣抄』の六巻からなっております。

日寛上人御在世当時の身延派等の邪義を破折され、日蓮正宗の正しさを世に示され、あわせて後生の私たちに、日蓮大聖人の仏法の正義を御教示下さる重要な書です。

『文底秘沈抄』では、寿量品の文の底に秘し沈められた大法が、南無妙法蓮華経であることを明らかにされます。本門の本尊を明らかにされるところでは、法本尊と人本尊があり、法は文底の南無妙法蓮華経、人は日蓮大聖人であること、さらに人法一箇であることを御教示です。また、本門の戒壇では、事と義に分けて述べられております。また、本門の題目においての御指南の一節が只今拝読の御文です。

御意を拝しますと、本門戒壇の大御本尊を信じて南無妙法蓮華経と題目を唱えることにより成仏の功徳を受けられる、といっても、そこには修行がなければならない、と明確に御教示下さるのです。信と行がともに具わってはじめて本門の題目となるのであり、いくら信があっても、修行を忘れた信であってはなりません、とのお言葉を忘れないようにしなくてはなりません。

今月の唱題会に足を運ばれた皆さまに、日寛上人は「本門の題目には必ず信行を具す」と仰せになり、お誉め下さっていることを信じます。まもなく露を迎えますが、三千ヘルツの笑顔で折伏の修行に励みましょう。

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日蓮正宗向陽山佛乗寺