日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成26年11月1日 永代経

三世の因果

〔三世の因果〕

『開目抄』(御書五七一頁)

天台云はく「今我が疾苦は皆過去に由る、今生の修福は報将来に在り」等云云。心地観経に云はく「過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ」等云云。


 来世はキリスト教をはじめとする邪教でも説きます。しかしそれは地獄や天国に生まれることをもって死後の世界とするものです。仏法では、過去世の因によって現世があり、現世の因により来世があり、しかもその生死を繰り返しながら未来永遠に続くことが明らかにされている。


(三世一念)

一念は私たちの一瞬の心のこと。一瞬は一度瞬きをする時間。その一瞬に過去・現在・未来が具わっていること。
『総勘文抄』(御書一四一三頁)

過去と未来と現在とは三つなりと雖も、一念の心中の理なれば無分別なり。

『諸法実相抄』(御書六六七頁)

日蓮は其の座には住し候はねども、経文を見候に少しもくもりなし。又其の座にもやありけん、凡夫なれば過去をしらず、現在は見へて法華経の行者なり、又未来は決定として当詣道場なるべし。過去をも是を以て推するに虚空会にもやありつらん、三世各別あるべからず。此くの如く思ひつヾけて候へば流人なれども喜悦はかりなし。うれしきにもなみだ、つらきにもなみだなり


(三世の御利益)
『最蓮房御返事』(御書六四一頁)

日蓮は現在は申すに及ばず、過去未来に至るまで三世の大難を蒙り候はん事は、只偏に法華経の故にて候なり。日蓮が三世の大難を以て法華経の三世の御利益を覚し食され候へ。過去久遠劫より已来未来永劫まで、妙法蓮華経の三世の御利益尽くべからず候なり。日蓮が法華経の方人を少分仕り候だにも加様の大難に遇ひ候。

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日蓮正宗向陽山佛乗寺