日蓮大聖人御書拝読と御法話

平成27年5月3日 広布唱題会拝読御書

窪尼御前御返事

窪尼御前御返事(平成新編御書一四六六頁)
弘安三年五月三日  五九歳

窪尼御前御返事 (御書一四六六頁)

粽五把・笋十本・千日ひとつゝ給び了んぬ。いつもの事に候へども、ながあめふりてなつの日ながし。山はふかく、みちしげければ、ふみわくる人も候はぬに、ほとゝぎすにつけての御ひとこへありがたしありがたし。
(乃至)
日蓮はいやしけれども、経は梵天・帝釈・日月・四天・天照太神・八幡大菩薩のまぼらせ給ふ御経なれば、法華経のかたをあだむ人々は剣をのみ、火を手ににぎるなるべし。これにつけてもいよいよ御信用のまさらせ給ふ事、たうとく候ぞ、たうとく候ぞ。

  五月三日                     日蓮花押

 窪尼御返事


(現代語訳)

ちまきを五把、タケノコを十本、一口飲めば千日もの長い間、心地よい気分になるという素晴らしい酒を一筒、拝受いたしました。日の長い季節ですが、例年のように、長雨が続いています。この地は山深く、道は草が生い茂り、踏み分けて訪ねて下さる人もおりません。そのような時に、ホトトギスの鳴き声とともに貴女からの便りが届きました。有り難く嬉しく思います。日蓮は賤しい身ではありますが、日蓮が説く法華経の教えを信仰する人を、大梵天・帝釈天・日天・月天・四天王・天照大神・八幡大菩薩が守護をします。したがって、法華経を信仰する人を迫害する者たちは、剣を呑み込んだり、真っ赤に熱せられた火の棒を手に握るような、大きな苦しみを受けることは明らかです。このようなことを考え合わせると、貴女がいよいよ御信心を深められることは尊いことです。尊いことです。


今から七百三十五年前の五月三日に御認めになられた御書です。大聖人様に真心からの御供養をされる窪尼の信心が拝されます。時代は変わろうとも、御本仏に対する真心は不変でなければなりません。私たちも、窪尼を信心の手本として励みましょう。

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日蓮正宗向陽山佛乗寺