日蓮大聖人御書拝読 『立正安国論』/平成二十七年八月二日 広布唱題行拝読御書 日蓮正宗佛乗寺

立正安国論

『立正安国論』(御書・二四九頁)

「仁王経に云く『人仏教を壊らば復孝子無く、六親不和にして天神も祐けず、疾疫悪鬼日に来たりて侵害し、災怪首尾し、連禍縦横し、死して地獄・餓鬼・畜生に入らん。若し出でて人と為らば兵奴の果報ならん。響きの如く影の如く、人の夜書くに火は滅すれども字は存するが如く、三界の果報も亦復是くの如し』と」

(現代語訳)
仁王経嘱累品にも、「仏教を壊る人には親孝行の子は生まれない。親族が仲違いをして、天の神も助けてくれない。悪性の伝染病に罹り、おそわれない日々はなく、生涯どこへ行っても災難がついてまわり、死んでからは地獄・餓鬼・畜生におちるであろう。たまたま人間と生まれても兵士や奴隷となって苦しみを受けるであろう。響きのように、影のように、夜、灯の光で字を書いても、灯の消えた後も字は残るように、現世で犯した謗法の悪業の罪は消えないのである、と。

自由がない兵士や奴隷のような生活は、前世の謗法の結果

現世において「兵奴の果報」つまり、兵士や奴隷のように、肉体的・精神的に自由を奪われた生活があるとすれば、それは、過去世の「仏法を壊った」報いとし現れていることになります。深く反省をして、罪障消滅の信心修行に励むことが大切です。「どのような罪を犯そうとも、南無妙法蓮華経と唱えれば消えないものはありません」と大聖人様は仰せですから、心配はありません。心配なのは、今日決意しても明日忘れることです。ですから、持続すること、「たえまなく流れる川の水のような信仰」を大聖人様は勧められるのです。

兵奴の果報を受けない・受けさせない

徴兵制には絶対にならない、と安倍さんは言います。ですが、将来、戦車も軍艦も戦闘機もあるのに、乗る兵がいない事態になったとき、無理やり戦車や軍艦に乗せようと「閣議決定」をする安倍さんのような人が首相にならないとは絶対に出ないとは言い切れません。好き好んで「兵奴の果報」を受けたい、と思う人はいないでしょう。いなければ無理やりすることになる、これが普通の感覚ではないでしょうか。
武力ではなく、私たちの「信力」と「行力」で平和な世の中を築くことが日蓮大聖人様の教えです。「兵奴の果報」を受けない、受けさせない、これが折伏をする意義です。
暑い日がしばらくは続きます。体調に留意され、御精進ください。


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