立宗七百五十七年の
新春を寿ぎ奉る


〜大白法 新年特集号より〜

御法主日如上人猊下 新年の辞

 全国法華講員御一同には、清々しく「立正安国論正義顕揚七百五十年」の新春を迎え慶賀の至りに存じます。

 いま宗門僧俗は、本年「立正安国論正義顕揚七百五十年」の年を迎えて「地涌倍増」と「大結集」、「五十万記念総登山」の御命題達成へ向けて、異体同心・一致団結して、力強く前進していることは誠に慶びに堪えません。

 平成十四年、日顕上人より「地涌倍増」と「大結集」の御命題を賜ってから七年、本年はその御命題完結の年であり、講中一同全力を傾注して、必ず御命題を達成し、以て仏祖三宝尊と御命題を下された日顕上人にその成果を御報告申し上げ御照覧戴くよう努めなければなりません。

 就中、「七万五千名大結集総会」は、未だ曽て行われたことのない大結集であり、且つ法華講の精鋭が集う大総会であります。

 本門戒壇の御本尊在す総本山に集う七万五千名の精鋭は、その侭次の戦いの中核となるべき人材であり、大結集の目的もそこにあります。

 したがって、大結集に当たっては現勢力だけに止まらず、組織を掘り起こし、人材を発掘し、育成し、大総会に参加し、時を得て、次の戦いに備えていくことが肝要であります。

 法華講はこうした戦いの中で、自ずと組織の足腰を鍛え、活性化され、一騎当千の集団が構築されていくのであります。

 大結集の結果を終焉とするのではなく、更にその先を展望して広布の戦いをしていくところに大結集の大きな意義が存するのであります。

 同様に、これは五十万総登山においても云えることであります。

 曽て日顕上人は、支部総登山の目的は、支部の足腰を鍛える事にあると御指南されています。

 七万五千名大結集総会と同様に、支部総登山を推進していく中で獲得するものは極めて大なるものがあります。

 それは組織においても個人においても、また信心においても生活においても顕著に表れてきます。

 この信心の鍛錬が今後の広布への戦いの大きな原動力となって、折伏逆化の場に発揮されることになるのであります。

 大聖人は『報恩抄』に、
「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までも流るべし。日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり。無間地獄の道をふさぎぬ。此の功徳は伝教・天台にも超ヘ、竜樹・迦葉にもすぐれたり。極楽百年の修行は穢土の一日の功に及ばず。正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか」(御書一〇三六ページ)
と仰せであります。

 「極楽百年の修行は穢土の一日の功に及ばず。正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか」との御金言をよくよく拝すべきであります。

 困難な戦いであればあるほど、勝利の喜びは大きいのであります。御命題達成の戦いは、困難であっても決して不可能な戦いではありません。「為せば成る」戦いであります。

 各位には、本年「正義顕揚の年」の御命題達成の戦いが、必ず未来広布への大きな力となり役立つことを自覚し、またその戦いを進めていく中で自らが一生成仏出来ることを確信し、各講中共に一層の精進を願うものであります。

 『御義口伝』には、
「今日蓮が唱ふる処の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり。豈今者已満足に非ずや。已とは建長五年三月廿八日に始めて唱へ出だす処の題目を指して已と意得ベきなり。妙法の大良薬を以て一切衆生の無明の大病を治せん事疑ひ無きなり。此を思ひ遣る時は満足なり。満足とは成仏と云ふ事なり」(同一七三二ページ)
と仰せであります。

 全国法華講員各位には、この御金言を心肝に染め、大御本尊へ絶対の確信を以て、『立正安国論』の御理想実現のため、愈々信心強盛に御精進下さることを心から念じ、新年の挨拶といたします。

以上

(大白法/平成21年1月1日号より)



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