平成14年8月号

御住職ご指導

盂蘭盆御書
(新編御書一三七六頁)

目連が色心は父母の遺体なり。目連が色心、仏になりしかば父母の身も又仏になりぬ。
【常盆常彼岸】

 今年もお盆が巡ってまいりました。暑い盛りの行事ではありますが、亡き人々の成仏を祈って追善供養に励むことが、自身の一生成仏の修行であると心得て精進をしましょう。
 日蓮正宗の教えは「常盆・常彼岸の信仰」と言われます。お盆や彼岸の時にだけしか仏壇の前に座らず、お寺にお参りするのは親の法事の時だけという邪宗の教えとは違うことを端的に言い表した言葉です。
 考えてみますと、常盆・常彼岸の修行は厳しいものです。日々に水の流れるような修行は生易しいものではありません。風邪をひくこともあれば、残業つづきで床につくのが遅くなり、朝の勤行が辛いときもあります。しかし、敢えて勤行をすることを大聖人様は私ども弟子檀那に御指南されます。


【朝晩の勤行は厳しいけれど功徳もまた多い】

 365日朝夕怠らずに勤行唱題することを信仰の大事と定めた宗旨の話を聞いたことがありますか。富士大石寺の流れを汲む宗旨だけではないでしょうか。厳しい信仰といわれるゆえんがここにもあります。厳しいから御利益もあるのです。苦労しないでお金を儲けることは出来ません。勉強もしないで成績が上がりません。それと同じです。成仏も、信心修行があって初めて叶うのです。世界でただ一つの法を信じて、題目を唱えることは、苦労もありますが功徳も計り知れないのです。


【三世を教えて下さる御本尊様】

 冒頭の盂蘭盆御書の一節は、過去・現在・未来という三世の生命の上からの御指南です。三世という生命観を、最近の遺伝子に関する新聞記事などから考えてみますと、私たちの体内には、何億年も前から絶えることなく生命の連続を記録したものが存在するとのことです。空豆の実験で有名なダーウインの進化論をキリスト教では否定せざるを得ないのです。ところが、仏法では3000年前から三世を解き明かし、生命の実相を教えてくれるのです。
 遺伝子とか、DNAとかというとなにか難しく思われますが、幸いにして私ども法華講衆は大聖人様の教えを素直に信じることの出来る境涯にあります。そういたしますと、三世の生命を説ききられた大聖人様が、「日蓮が魂」として御図顕下さった、本門戒壇の大御本尊様に向かい、南無妙法蓮華経と唱えるとき、過去・現在・未来を自由に行き来する仏の生命を得ることができるのです。


【節目を御本尊様と共に】

 しかし、凡夫の常として、水の流れるような信仰であっても淀みがないとは言い切れません。自己の尺度で信仰をはかることなく常に大聖人様の仰せに我が身、我が心をそわせて行くことが大切です。したがって、お盆やお彼岸の行事を毎年奉修することは、竹に節目があるように、信仰生活にも節目を置き、各々の懈怠を戒め広布へ前進する決意を新たにする意味があります。


【塔婆供養は思いを形に表す、『実践』の修行】

 日蓮正宗ではお盆やお彼岸には必ず亡くなった方々の塔姿を建立して回向を致します。この化儀は
「我等衆生死する時塔姿を立て開眼供養するは、死の成仏にして草木成仏なり」(草木成仏口決・新編御書五二二)との大聖人様の御指南に基づいています。
 私どもが亡くなった時に、塔姿を立ててお題目を唱え、開眼の供養をすることは死後の成仏を表しており、生命の永遠を教える意味もあります。
 この大聖人様の御指南を受けて、佐渡の島に住んでいた中興入道の一家が亡き娘さんの十三回忌追善供養のために塔姿を建立し、法要を執り行ったことを御報告したさいに戴いた御返事の御文が「中興入道御消息」(新編御書・一四三四頁)です。この中で
「過去の父母も彼の卒塔姿の功徳によりて、天の日月の如く浄土を照らし、孝養の人並び に妻子は現世には寿を百二十年持ちて、後生には父母と共に霊山浄土にまいり給はん」と塔姿供養の功徳の偉大さを御指南されます。


【塔婆供養の功徳は大聖人様のお言葉】

 この御文から、塔姿供養の功徳を推し量ると、亡くなった方へというよりも、むしろ残された方々、塔姿供養を志す方に対する功徳の多さに気が付かれると思います。皆さん、寿命が百二十歳まで延びる功徳を想像してみて下さい。それぼどの功徳が備わると大聖人様が保証されるのです。そこで日蓮正宗では、例えば、塔姿供養の功徳が十あるとすれば、十のうち四つは亡くなられた方へのものであり、六つは自らに巡ってくるのであると説くのです。


【先祖を供養することは法統相続につながる】

 このように、大聖人様の御指南をしっかりと拝して信行に邁進し、お盆の法要をたんなる形式と捉えることなく、ご家族そろって大切に奉修することが先祖の成仏につながります。さらに、皆様の信仰の歴史を築くことになり、とりもなおさず、法統相続の根幹となります。
 日蓮大聖人様が、お盆法要を通して教えて下さる信心の意義を、各々が自覚しさらなる精進をいたそうではありませんか。
体験発表
猊下の御指南通り「一」から始めた折伏。
三ヶ月間に八世帯を折伏・勧誡。
そして、三十万総登山参詣へ


 
 昨年は佛乗寺支部折伏目標百五十世帯に対して、百六十三世帯の大成果を笠原建道御住職様を中心に支部一丸となって完遂しました。完遂した喜びで一瞬ほっとしていたところ、御住職様から今年が本番ですよ、がんばりましょう。と御指導がありました。しかし私は昨年の折伏戦で多くの知人や友人を精一杯下種折伏させて頂いたので、今年はどうしようかと毎日考え、悩んでいました。ここは初心に帰り、猊下様の御指南を思い出し、まず一世帯から、と連日真剣に御題目を唱えました。
 そんな時、息子のPTAの仲間から連絡があり、主人の経営しているお店で、親睦会を開くことになりました。その席にAさんと言う知り合いの人が出席していて、Aさんの話によると、「私は新潟へ帰って、日蓮大聖人様の仏法を広めて行きたい」と話をしているのが聞こえ、とても気になったのですが、その場では話せなく、後日会う約束をして、その日は別れました。
 その後すぐにAさんの方から電話が入って会うことになり、先日の話の内容を尋ねると顕正会で折伏をがんばっているとの返事でした。私は日蓮正宗の信徒であると伝えると、「あっそ」と言って、お互い日蓮大聖人の仏法をやっているのだからがんばりましょうと言われてしまいました。私は顕正会の知識は全くなく、さっそく知り合いの講員さんから資料をお借りして読んで見ると、創価学会の小型版でした。
 私も自信がつき、Aさんを我が家に呼び、顕正会の間違い、真の仏法は総本山大石寺にしかない事を、ひとつひとつ話をして、佛乗寺にお連れして、御住職様に会って頂きました。
 まだ信じられない様子でしたが、御住職様から、夕の勤行をしましょうと声をかけられ、一緒に本堂へ上がりました。私はAさんに大聖人様の仏法は日蓮正宗にしかないですよと言って勤行をしました。その後、御住職様から勧誡をすすめられると、何故か素直に勧誡を受けました。
 それから話を聞くと、自分の親族と縁のある知人を沢山顕正会へ入れてしまったとの事で、御住職様よりその人達を是非救ってあげて下さいと御指導があり、大折伏戦が始まりました。
 そしてお兄さんを新潟の教光寺さんで勧誡を受けたのを最初に、次々と折伏が始まり約三ヶ月の間にAさんを含めて八世帯の折伏を成就することができました。
 この八世帯の中で特に印象に残った折伏を紹介すると、Aさんの知人の顕正会員のIさんもとても素直な方で、間違いを説明すると「こちらが本物だわ」と当佛乗寺で御授戒を受けられ、さっそく娘さんも顕正会を脱会させ、そして知人のSさんを折伏しました。このSさんは創価学会から顕正会、顕正会から創価学会と渡り歩いた人です。
 総本山大石寺が正しいこと、創価学会や顕正会の間違いを話すとわかってくれて、無事勧誡を受けられ、ニセ本尊から日蓮正宗の御本尊様を御安置することができました。
それから伊豆の下田に住んでいる学会員の妹さんの折伏を決意されました。近日中に下田に行ってがんばってきます。
 しかし、いい話ばかりではありません。つい最近の出来事ですが宇都宮に住んでいる友人の母親のことです。この人は学会員だったので、ちょうど五年前宇都宮を訪ね、学会の間違いと悲惨な現状を伝え、脱会を勧めましたが聞き入れてくれませんでした。先月友人から母親が癌になってしまったと泣きながら電話がありました。聞いて見ると、六月八日に体調がおかしくなり、検査をしたところ末期癌とわかり、手のほどこしようがなく、病院から家に帰されました。とても元気な人でしたが、今月、七月一日に見舞いにいくと体は痩せて見る影もなく、わずかな声で返事をするだけでした。
 御住職様に御本尊は日蓮正宗の御本尊様ですと報告して御指導を伺ったところ、学会員でも家族が願うならいつでも宇都宮に行ってあげますよと力強い御言葉を頂き宇都宮に向いました。ところがこんな状況なのに、学会は、ニセお守り本尊を五千円で売りに来たり、学会葬をしたくて、いつ亡くなるかと様子を伺ったりして、家族全員が怒ってしまい、日蓮正宗も創価学会も同じだと私の話を聞いてくれません。そしてお母さんは苦しんだあげく七月十一日に亡くなりました。
 日蓮大聖人様の仏法、日蓮正宗の御本尊様を四十年間も信じて来たにもかかわらず、邪宗の葬儀で最後を向えました。聞くと学会は日蓮正宗以外の葬儀であればどこでも良いと考えているようです。こんな結果を生む創価学会は、本当にゆるせません。創価学会の大謗法、必ず現れる厳罰の恐ろしさを目の前で見ました。私は御本尊様だけは創価学会には渡したくなく、葬儀の日に取り返しに行き、無事御住職様にお返しすることができました。葬儀の二日後、学会員が御本尊を処分するから返してくれと言って来たそうです。御本尊様だけでもお護り出来て本当に良かったと思っております。
 最後に、私の姪の話をして終りにしたいと思います。先月の六月十八日、妹から姪の件で大変な事が起きている。創価学会に入会して、二十三日にニセ本尊を受けるとの電話でした。私の身内にまで創価学会の手がのびて来ていることを知り茫然としてしまいましたが、これはなんとしても止めさせなければと御題目を唱え、二十日の日に妹と二人でお店の近くで待ち合わせ、こんこんと創価学会の悪事と悲惨な現状を話し、すぐに御住職様に会って頂き、無事御授戒、御本尊下附をして頂きました。姪は先輩の学会員にニセ本尊下附を断りに行ったところ、相当くやしかった様で、夫婦で三時間も日蓮正宗の悪口を聞かされましたが、池田大作さんは拝めませんと断ってきました。私自身にも隙があったことを反省するとともに直前に救えたのは大御本尊様の御計らいだと思って感謝いたしております。そして姪を七月七日の記念大法要に連れて行くことが出来ました。
 Aさんを含めてすでに八名の方を総本山にお連れすることができ、残りの方も全員登山の日程が決まっております。この他に群馬県前橋で顕正会員、二十三歳のMさんも折伏でき群馬の善成寺さんで御授戒、御本尊下附をして頂きました。その他、まだまだありますが、時間の関係上終わらせて頂きます。そして全員から是非救ってあげたい人がいると、たくさんの折伏先が現れています。
 猊下様の御指南、御住職様の御指導の通りにたった一人から始まった折伏が、大きな輪となって広がっています。これからも一人でも多くの方々に日蓮大聖人様の仏法のすばらしさと偉大さを伝え、総本山大石寺にお連れすることをお誓いし、私の体験とさせて頂きます。
地区長会を開催
七月二十一日(日)於 佛乗寺本堂


「更なる唱題折伏の実践」で三十万総登山完全達成を!

 この日開催された地区長会では、本年宗旨建立七百五十年の三十万総登山の経過報告がなされ、順調に目標をクリアーしていることが明らかにされた。今後の登山割当人数の完全達成を誓い更なる唱題折伏の実践を確認した。
佛乗寺支部 折伏唱題会
七月二十八日(日)十三時間の唱題行を実施。
青年部の他、壮年・婦人・少年各部も挙って参詣。

佛乗寺支部折伏唱題会が、午前七時からの勤行終了後、八時より御住職様の御導師のもと開始された。
 三十分毎にお借りしたマイクを青年部でリレーし、当日午後九時迄、合計十三時間に渡る唱題行が行われた。
 当日、自ら折伏に埼玉県まで出向かれた御住職様より、夕の勤行の前に折伏が成就した事が告げられると、歓喜の拍手が湧き上がった。
少年部 夏休み「すいか割り」
  

7月21日(日)少年部では、夏休み恒例の「すいか割り」がお寺で行われました。(ホント美味しそうですね。)

(文責編集部)