平成15年 2月号
御法主上人猊下御指南

(大白法平成15年1月1日号より)
 吾ら宗門の僧俗は何よりも、あの大慈大悲宗祖日蓮大聖人の広大なる恩徳を常に拝すべきであります。『諸法実相抄』に、
 「鳥と虫とはなけどもなみだをちず、日蓮はなかねどもなみだひまなし。此のなみだ世間の事には非ず、但偏に法華経の故なり」(御書六六七ページ)
と仰せられました。これ衆生救済の唯一の教法たる下種の法華経を信ぜず、謗って地獄へ堕ちて行く衆生への大慈悲の涙であります。
 故に本仏大聖人の御教示をあくまで正しく受け継ぐ唯一の宗団たる本宗に於いて、ひたすら広布への前進こそ忘るべからざる命題であります。
 「広布大願」それは具体的には広布への前進にあります。広布への前進、これを常に僧も俗も心に体して忘れず日々夜々造次にも顛沛にもその実行を心にかける処に真の価値ある人生があり、本仏大聖人様が深く御悦びになることが確実であると信じます。
広布への前進は自行化他の題目、即ち唱題と折伏にあります。真剣な唱題によって自ずから折伏の心が生じ、また折伏の縁を鑑照することができるのであります。諸願満足、艱難不屈の題目を唱えて六年後の『立正安国論』正義顕揚の佳節を目指し、しっかり精進して参りましょう。(大白法平成十五年一月一日号)
御住職ご指導

“今”を大切にする
 新しい年もはや二月。

 早いと感じますか。それとも やっと二月と感じますか。

 子供のころは、時の過ぎるのが遅く遅く感じられたものです。なぜ大人になると時は早足で過ぎ去ってしまうのでしょうか。

 日々の時間をゆるやかに感じられる人は、充実した日々を過ごしている、との見方もあるようです。皆さんはどちらでしょうか。

 大聖人様は、『富木殿御書』(一一六九)で、
「一生空しく過ごして万歳悔(く)ゆること勿(なか)れ」
と仰せになります。あっという間に歳をとって、いよいよ最期を迎えたとき、「空しさ」を感じ、悔ゆることがないように、と戒めの御指南です。一生は毎日の繰り返しですから、一日一日が満ち足りているなら、一生もまた満ち足りたものになるのは当然のことです。

 寒苦鳥の例をご存知だと思います。
『新地御書』(一四五七)では、
「雪山の寒苦鳥は寒苦にせめられて、夜明けなば栖つくらんと鳴くといへども、日出でぬれば朝日のあたゝかなるに眠り忘れて、又栖をつくらずして一生虚しく鳴くことをう。一切衆生も亦復是くの如し。地獄に堕ちて炎にむせぶ時は、願はくは今度人間に生まれて諸事を閣いて三宝を供養し、後世菩提をたすからんと願へども、たまたま人間に来たる時は、名聞名利の風はげしく、仏道修行の灯は消えやすし。無益の事には財宝をつくすにおしからず。仏法僧にすこしの供養をなすには是をものうく思ふ」
と寒苦鳥の例を引用されて、日々の積み重ねが大切であることを教えて下さいます。

 意味は、「雪山(ヒマラヤ山脈)に住むといわれている寒苦鳥という鳥は、夜の寒さを感じるときには、朝になったならば寒さを防ぐ巣を作ろう、と決意する。ところが、朝日が昇ると、夜の寒さを忘れ眠り、巣を作ることができずに、また夜の寒さに凍えることになる。そのようにして一生を空しく過ごす寒苦鳥と同じように、一切衆生も、地獄界の苦しみに喘いでいるときには、次に人界の境界を得たときには、仏道修行に励むことを決意する。しかし、人界の境界になっても、名聞名利というつまらない世間的なことに心を奪われ、仏道修行を貫くことはできない。」と言うものです。

 さて皆さん、皆さんはいかがでしょうか。この大聖人様の仰せを拝して、「何かを感じる方」と「・・・」との違いが、成仏と不成仏の分かれ目です。

 一日一日が完結するように、そして一生が完結するように、「今」を大切にしようではありませんか。来世(明日)は今日(現世)の結果であると言うことを忘れずにしたいものです。
元旦勤行新年勤行奉修
 立宗七百五十一年を迎えた午前零時、佛乗寺本堂に於いて、笠原建道御住職の導師のもと、厳粛に元旦勤行が奉修され、多くの信徒が参列した。

 五座の勤行の後、御住職より『十字御書』を通して御法話頂いた。参詣者はそれぞれ誓いも新たに「広布大願」の年の幕開けを言祝いだ。

 その後、御住職よりお屠蘇が振舞われ、関塚総代をはじめ参列者は順次御住職に新年のお祝いを申し上げた。

 明けて午前十一時、午後二時、五時半、二日、三日と同様に新年勤行が奉修された。参詣者は本年が、七年後の『立正安国論』正義顕揚七百五十年に向かっての大事な最初の一歩の年である事を強く自覚し、年頭にあたり更なる精進を御本尊様にお誓い申し上げる事ができた。
初登山会行われる

 法華講連合会初登山会が、一月三・四日の両日に渡り、開催された。
 
 新年の清々しい空気に包まれた総本山に、全国から三万余名の登山者が集い、昨年十月に落慶したばかりの奉安堂にて大御本尊様の御内拝を戴いた。

 佛乗寺支部からも大勢の方が登山をした。感想を寄せていただいたので紹介します。 


■初登山

 一月三日に初登山会に参加させて頂きました。暮れからお天気続きでしたので、そろそろ危ないと思っていたところ、案の定、一日中雨みぞれの繰り返しで、おまけに帰省ラッシュとぶつかり、行き帰りとも五時間という今までにない厳しい行程でした。しかし厳しい条件での登山にも拘わらず、夜十時三十分、佛乗寺の御本尊様に、無事下山致しましたと御挨拶申し上げた時に、疲れどころか本当に清々しく、命の洗濯をさせて頂いたとつくづく思いました。毎年、今年こそ嫌な事、苦手な事から逃げないと誓って来ましたが、相変わらずなにも変わっていない自分です。しかし、登山する度に御本尊様に感謝する気持ち、信心の喜びは強くなっております。これこそ御本尊様の功徳なのでしょう。猊下様は昨年末で八十歳になられたそうですが、本当にお元気で世界広布の為、私たちの先陣に立っていらっしゃいます。今年から始まった広布唱題会も猊下様の後に従って、平成二十一年まで頑張ってゆきます。(練馬総地区・Nさん)
広布唱題会全国一斉スタート

〜 総本山、猊下様を先頭に 心を一つにして 〜
 去る一月五日、佛乗寺本堂に於いて午前九時より十時までの一時間、『立正安国論正義顕揚七百五十年』に向けての第一回目の広布唱題会が行われた。 

 この唱題会は総本山大石寺を始め日本全国の正宗寺院で一斉に行われているもので、佛乗寺に於いても年始にも拘わらず三十二名という多くの方がお寺に参詣し、笠原御住職の導師のもと奉修された。残念ながらお寺に参詣することは出来なかったが自宅で同じ時間に唱題されていた方は五十八名もいた。
 
 御法主上人の大導師のもと、日本全国の僧俗が同じ時に、一斉に広宣流布という大願のために唱題することは、実に素晴らしいものであると感じた。このように僧俗和合・異体同心の姿で、世界の平和を祈る修業に励む信仰は、日蓮正宗以外にはない。お寺に参詣された方々は広宣流布はもちろん、平成二十一年という目標に向けた熱意の表情で皆一心に御題目を唱えられていた。平成二十一年まで七年という長いようで短い歳月の第一歩が踏み出された瞬間であるかのように感じた。

 笠原御住職の「平成六年の六万人から八年間で五倍の三十万人の登山が達成出来たのだから、七年間で倍の六十万人の登山が出来ない事はない」という御指導を心の芯より確信しようではないか。

 平成二十一年に向けての第一歩は確実に踏み出された。大道を踏み外さぬようこれからの折伏、信心修行に精進して参りましょう。
役員会開催
 一月五日、広布唱題会、寺院清掃に引き続き、午後十二時半より本年第一回目の役員会が本堂一階の和室で開催された。これには、御住職ご臨席のもと、講頭・副講頭はじめ、各部の部長、総地区長が出席し、本年度の活動方針、下種・折伏の推進等について、真剣な討議がなされた。
地区長会を開催

 一月八日午後六時半より、本年第一回目の地区長会が勤行唱題の後、佛乗寺本堂に於いて開催された。これには、御住職ご臨席のもと、講頭・副講頭はじめ、各部の部長、総地区長、地区長が出席し、建立四十周年記念文集の件、下種・折伏の推進、広布唱題会・御講参詣倍増への取組等について、真剣な討議がなされた。

 最後に御住職より、恐れず、信の一字で、どこまでも御本尊様を守り抜くという心で本年一年間を精進してまいりましょう(取意)との御指導を頂いた。
初御講厳修
 去る、一月十二日(日)今年初の御報恩御講が、御住職出仕のもと厳粛に執り行われた。献膳・読経・唱題と進められた。

 お題目三唱の後、目出度くもお二方が御授戒・勧戒を受けられた。Mさんは結婚以来四十五年もの間折伏を続け、その努力が実り、今回このようにして本年初の御報恩御講において御授戒を受けられたのである。お二方ともおめでとうございます。これからは御法主上人猊下の御指南のもと信心修行に励まれることをお祈りします。

 御授戒・勧戒の後、始めに各役員さん方の広布大願の年にあたっての抱負が述べられた。その中に於いて今年から始まった企画である「折伏した方による体験発表」の第一番手をTさんが発表された。

 その後、「行学二道の御聖訓」を拝読し、笠原御住職より『御講の始まり』について御書を通して御法話を頂いた。
広布推進会が大願寺で開催


 一月二十五日午後七時より、新宿の大願寺に於いて第一回目の広布推進会が七百余名の結集を得て盛大に開催された。

 広布推進会は、「来る平成二十一年の『立正安国論』正義顕揚七百五十年という佳節に於ける地涌の友の倍増乃至それ以上の結集」との新たな御命題を達成させるべく全国の地方部単位で一斉に開催されるものである。

 我が佛乗寺が所属する東京第二布教区は大島の妙安寺、八丈島の無上寺、蒲田の宝浄寺、品川の妙光寺、新宿の大願寺、中野の昭倫寺、世田谷の宣徳寺、府中の大修寺・妙観院、小金井の広説寺、八王子の法忍寺・広妙寺・常修寺、国立の大宣寺、町田の妙声寺、青梅の慈本寺、狛江の仏寿寺で構成されている。

 これらの寺院に所属する法華講員が、互いに協力し合い切磋琢磨をしながら前進をする目的のもと、年間を四期に分け、一期ごとのテーマに沿って計四回執り行われる。

 今回、全支部代表による決意発表に、我が支部から野島講頭が登壇した。さらに、御尊師方の時に叶った御指導に参加者は真剣に耳を傾けた。

 それぞれが大聖人様と深い因縁で結ばれている事を確信し、僧俗異体同心して、一人でも多くの方を富士大石寺の大御本尊様に導く役目を果たすことを誓った有意義な会合であった。次回の広布推進会は二月十八日、同寺同刻に於いて青年部を対象に開催されることになっている。こぞって参加し、自身の信仰を磨こうではないか。
決意発表

於 方廣山 大願寺
 皆さん今晩は。佛乗寺支部講頭の野島と申します。 

 佛乗寺支部は平成十四年度の折伏目標百五十世帯に対し百六十五世帯、十四年度は六十世帯の目標に対し八十二世帯を達成させて頂く事が出来ました。本年は百世帯の目標をかかげ、指導教師笠原建道御尊師の元、結束して活動に励んでいます。

 私達は常に御住職より、
「信心して良かったと思うでしょう。御本尊様は素晴らしいと思うでしょう。そのことをそのまま話していく事が折伏です。信心しようという話をするのに下を向くのはおかしいでしょう。下を向いても折伏は出来ません。まず動いて御本尊様が素晴らしいと思う気持ちを一人でも多くの人に話しましょう。百世帯の目標は支部にとって決して多い目標ではありません。佛乗寺支部の一人一人はそれが出来る力のある人達です。」
等の御指導を頂き、言われて動く気持ちからそれぞれの深いところの自覚のもと、自発的に活動する人が日増しに多くなってきています。何かが変わって来ているという事を多くの人が肌で感じていると思います。とは申しましても、平成二十一年に向けての育成、青年部、少年部の事等取り組むべき課題は山ほどあります。しかし、講員の皆さんが常に寺院に参詣し、御住職の指導を受け自覚と元気をもらい、心より喜ぶ事の出来る一年であれば、自ずから七年後の結果につながると確信し歩んでまいります。以上、ありがとうございました。
佛乗寺ナイスニュース

〜 初参りおめでとう 〜
 一月二十四日に武蔵野総地区のTさん御夫妻の長男が御授戒を受けました。

 日蓮大聖人様が、
  「就中、夫婦共に法華の持者なり。法華経流布あるべきたねをつぐ所の玉の子出で生まれん。目出度く覚え候ぞ。色心二法をつぐ人なり。」
と仰せられているように、妙法を受持する夫婦の間に生まれる子供は、信心を受け継ぎ、正法流布の担い手としてこの世に生まれてまいりました。

 お子様の健やかな成長をお祈りいたします。
佛乗寺創立40周年
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