平成15年 4月号
御住職ご指導
 妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十

 我深く汝等を敬う。敢えて軽慢せず。所以は何ん。汝等皆菩薩の道を行じて、当に作仏することを得べし。

【意訳】 
 私は深く貴方達を敬います。おごりたかぶって軽蔑したりいたしません。何故ならば、貴方達は、一人残らず菩薩の道を行じて成仏するからです。


 『御義口伝』には
「無明上慢の四衆を拝するは、蘊在(うんざい)衆生の仏性を礼拝するなり」(一七八一頁)
とあります。
       
 折伏の根本精神はここにあります。すなわち、衆生の中に隠れている「仏性」を尊敬礼拝をする、と言うことです。その過程では、多くの苦難があります。それを耐え忍び、その上で御本尊様に導くのが折伏の修行である、ということです。

 また、
「御義口伝に云はく、此の二十四字と妙法の五字は替はれども其の意は之同じ。二十四字は略法華経なり」(一七七七頁)と仰せになり、私たちに「不軽菩薩の修行」を教えて下さいます。

 像法時代の不軽菩薩は、「杖や木をもって打たれたり、石や瓦を投げつけられる」ことがあっても、決して怒ることなく、ひたすら「礼拝」を続け広宣流布に我が身を捧げました。いま末法では、礼拝行ではなく、妙法蓮華経の五字を説き聞かすことが成仏の修行である、との仰せです。広宣流布に身を挺するのは、日蓮大聖人様の教えて下さる末法の修行です。この修行に功徳があります。

 『観心本尊抄』には功徳の一例として、
「天晴れぬればち地明らかなり、法華を識る者は世法を得可きか」 (六六二頁)
とあります。「天晴れぬれば」とは、晴天であれば、大地が明らかになります。太陽の光に照らし出されハッキリと見えるようになります。「法華を識る」とは、「以信代慧」を思いおこせば理解できるでしょう。即ち、御本尊様を信じ、大聖人様を信じ、御法主上人の御指南を素直に実践に移すことが、「法華を識る」ことです。

 末法の修行は、南無妙法蓮華経と唱え他にも勧めることです。この修行が、「法華を識る」ことになります。そこに、「世法を得」る功徳が具わるのです。

 法華経の深い意義を知れば、世間一切のものごとすべてを明らかに見ることができます。これが功徳です。御本尊様を深く信じ、強く信じ、仏の仰せのままに修行をするならば、世の中のことの全てにおいて迷うことがなくなるのです。

 私たちのように、凡夫の眼・凡夫の智慧でありましても、大聖人様がお示し下さった本門戒壇の大御本尊様を信じて、御法主上人の御指南のままに信心修行していくならば、おのずと私たちの生命の中に、深い世法に対する悟りが出来るのです。したがって、世の中の出来事において少しも迷うことがなくなります。それが、そのまま現世安穏・後生善処の道なのです。

 佛乗寺の四〇周年記念法要が四月二十七日午後二時から奉修されます。この時にあたって、大聖人様が最もお喜び下さる「折伏」を行じ、多くの方々に御本尊様の功徳を受けさせて行く実践修行に励み、以て報恩感謝の誠を尽くしてまいろうではありませんか。
法華講連合会春季総登山
 法華講連合会春季総登山が、三月二十九・三十日の二日間にわたって行われ、全国から二万八千九十余名が総本山に参詣した。佛乗寺支部からは一六三名の方々が御登山された。その方達に感想を伺った。



 「奉安堂に初めて」と、話をしていたSさんに、どうしても前の方でお目通りをさせてあげたいという思いで、一足先に題目をあげつつ並びましたら、本当に中央の前から四・五列目に座る事が出来、大変感動されたようでした。私も喜んで頂いて良かったです。また鼓笛の子供達の演奏がとても良かったです。(Tさん)



 今回いろいろな人の話を聞いて、むずかしい言葉で話す人、その反対にわかりやすい言葉で話す人、いかに分かってもらえるかが大事だと感じました。(Sさん)



 お天気に恵まれて楽しい登山を過ごす事が出来ました。整理班の方に感謝します。
大変ありがとうございました。(Hさん)



 ほうあんどうのなかにはいってだいごほんぞんさまのまえでごんぎょうができてよかったです。(Mちゃん)

(帰りのバスの中、感想をお願いすると、すぐに返ってきました。春からいよいよ小学一年生、自分の名前を漢字で書いてくれました。今日は御開扉の間眠くならずに集中できたそうです。きっとお友達がたくさんできますね。)



 大石寺へはこれまで何度も登山してきましたが、行く度に美しくなっている様に見えました。気温も天候も程良くて、大変過ごしやすい登山でした。(Iさん)



 奉安堂の大御本尊様が御安置されているあの大きさに感動しました。
人類全てが日蓮正宗を信心すれば、地球の平和の訪れだと思いました。それこそが、人類第二章の始まりのような気がします。
日顕上人猊下のお顔を見てあまりにお若いのでおどろきました。パワーです。そう思いますね。見習って、まず、幸せになれるように、努めていきたいです。そして、人に光をあたえられる太陽のような存在になりたいと思いました。(Wさん)



 猊下様の力強い御言葉にたくさんお力をいただいた様に思います。
春期登山無事行かせて頂きました。三分咲きの桜も見られ、今日はとても良い一日でした。役員の方々お世話様になりました。ありがとうございました。(Yさん)



 何度登山してもいつも初登山のようです。
 広布大願の年!!
 大勝利の年にしたいと思います。(Iさん)



 一年は早いもので昨年は開宣大法要に参加させて頂き、今年は春期総登山に参加させて頂きました。
天候が心配でしたが何とか守られ、桜がもう少しで開花しそうでした。総会の中で猊下様の御指南を拝聴し、末法の五濁悪世を当に感じています。五濁の闇を滅するためには唱題を根本に折伏を行ずるしかないとつくづく感じて、御開扉で御祈念して参りました。(Iさん)



 最高にいい登山でした。(Oさん)



 本日は参加させて頂きありがとうございました。
バスに間に合わずあきらめてしまったのですが、みなさんの気配りに感謝しております。Yさんご苦労様でした。(Hさん)



 折伏の気持ちを新たにした。知人のYさん(創価学会員)を折伏したい。(Sさん)



 皆々様の厚きお情けに預かり八十才の思い出の日によき思い出の日を迎える事が出来ました事を感謝致します。(Kさん)



 早めに待っていた為か、堂内は真ん中の列の中程に座ることが出来、大御本尊様と猊座を真正面に拝せる印象深い内拝だった。確か猊下様が「皆さんは私に合掌をされるが、私が逆に皆さんの事を合掌したい。」と言われた事が耳に新しかった。内拝は調子はずれの私も遠慮せず唱題に参加できるのが気持ち良い。御祈念も形を少し変えて叶うという事がわかりだしてきた昨今である。(Hさん)



 車両長さんご苦労様でした。
正直言って、今回の登山は行くまで実感がわいてこなかったのですが、今日、登山できて良かったです。
行きは、講頭さんの車で送って頂き、大変助かりました。いつもの事ですが、主人がタバコ好きなので時間通りに行動するように神経が張って仕方なかったです。でもpm1:40の御開扉に間に合い、猊下様のお話を聞けて、本当に良かったと思いました。又、来年も2人そろって登山できるように信心にはげみます。
これからもよろしくお願い致します。(Hさん)



 今年の初登山につづき、今日も晴れやかな天候のもと心穏やかな一日でした。
車両長の姿、言葉、気配りに本当に感謝致します。
本当にお世話になりました。(Tさん)



  お天気に恵まれて楽しい登山を過ごす事が出来ました。
整理班の方に感謝します。(Tさん)
編集後記
 四月六日・七日の両日、今年も総本山において、御霊宝御虫払い大法要が御法主日顕上人猊下大導師のもと奉修された。

 この大切な法要に、輸送班としての登山が叶った。総本山において、精一杯ご奉公させて頂く喜びは、何物にも変えがたい。

 二日目、御虫払いの儀への入場をうながしている時の事であった。壮年の御夫婦が塔中を少しおくれて上がって来られたので、お急ぎ頂くよう声をおかけしたところ、八十の老体をせかさないでくれとの返事に驚いた。聞けば一時は、五十メートルも歩く事ができず、家族にお葬式の準備までされた身であったのを、お寺に参詣し、御住職と一時間の唱題を続ける事で、ここまで元気になられたという。

 さらにこう続けられた。
「こないだ猊下様がおっしゃったろ。一つでもいいから人に語れる体験をつめと。わしにはあるよ。」いくつに見えるか?と聞かれ、五十そこそこに、と答えると、「ガハハ。そりゃ冗談じゃろ。」と軽やかに客殿に向かわれた。またひとつ妙法の不思議を体験させて頂いた。

(文責編集部・禁複写転載)