平成15年 5月号
佛乗寺創立四十周年記念法要奉修
平成十八年春 寺院新築が発表


 四月二十七日(日)、諸天も嘉されるが如く晴れ渡り、佛乗寺創立四十周年記念法要が、第四代御住職笠原建道御尊師のもと、信徒多数の参詣をもって盛大に奉修された。

 開会の辞の後、笠原御住職による献膳の儀、読経唱題と如法に進められ、仏祖三宝尊に厚く御報恩申し上げた。

 唱題の後、新しく入信された方々の御授戒が執り行われ、四十周年記念法要の日に相応しく、参詣者一同、講中の発展をお慶び申し上げた。

 また、御出席を頂いた総本山妙住坊御住職新井契道御尊師より御祝辞を賜り、続いて、関塚総代による祝辞において、佛乗寺法華講の総力を挙げて平成十八年春に佛乗寺を新築御供養するとの重大な発表があり、満場一致の大拍手が巻き起こった。

 野島講頭の祝辞に続き、教学部長大村日統御尊能化、総本山理事八木日照御尊能化、先代御住職総本山雪山坊高橋信興御尊師より賜ったお祝いのメッセージが披露された。

 最後に笠原御住職よりご挨拶を頂き、参詣者一同、唱題を根本に更なる折伏精進をお誓い申し上げ、題目三唱をもって法要は無事終了した。

 小憩の後、新井契道御尊師より「地獄の身となるも仏の身となるも唯これ一心の所作なり」と題しての布教講演が行われた。
佛乗寺創立四十周年「お祝いメッセージ」
宗務院海外部書記 佐藤道幸御尊師
 此の度は、佛乗寺創立四十周年記念法要が盛大に奉修され心よりお慶び申し上げます。誠におめでとうございます。また本日は晴れのお祝いの法要にお招きをいただきまして、本当にありがとうございました。

 私が佛乗寺に在勤させていただきましたのは、昭和六十年四月から翌年三月末まで、大学一年生の一年間でした。高校を卒業し、出家得度以来初めて総本山を離れ、最初に配属されたのがこの佛乗寺でした。

 たった一年間と言う短い間でしたが、高橋御住職や法華講の皆さんには大変よくしていただきました。当時の佛乗寺は、大学一年生から四年生まで、計四名が在勤するという形が続いていた時期でありまして、覚えておられる方もいらっしゃると思いますが、その年は、山賀道肇さん・鈴木道雅さん・桑水流道康さんと、一年生の私という顔ぶれでした。

 在勤者が智恵を出し合って、ガリ版刷りでお寺の新聞「向陽」を発行したり、お経の練習を担当させていただいたりしたことをよく覚えております。

 高橋御住職は、皆さんもよくご承知のように、たいへん優しい方でしたので、声を荒げて叱られるというようなことはありませんでしたが、私が当時いきがって、未成年なのにタバコを吸ったりお酒を飲んだりして心配をかけておりまして、時々はお説教をいただきました。今思い返すとたいへんお恥ずかしい次第でありまして、いまだに高橋御住職御夫妻の前では頭が上がらない状況であります。

 また、七五三の際、千歳飴などのお菓子を配る時に「参詣者、お菓子頂戴!」と大きな声で言わなければならなかったのですが、どっと笑われてしまうため、私がそれが恥ずかしくてたまらず、「どうかそれだけは勘弁してください」と懇願した覚えがあります。「住職から言われて、できませんとはとんでもない奴だ」と怒られましたが、結局「ではこれからお菓子をお配りいたします」ということで許して下さいました。

 とは言いましても、怒られてばっかりだったわけでもありません。これでも一応、ほめていただいたこともありまして、例えば「なかなか字が上手い」とか(あまり自慢にはなりませんが)、郵便局に行くなど用事を言いつかった際など、私は事務衣でどこでも平気で行きましたのでそれについては何回かほめて下さいました。僧侶なんだから当たり前のことと思われるでしょうが、「あ、お坊さんだ」という感じでジロジロ見られますので、外へ用事で行く時には普通の服に着替える人もいるわけです。私の場合、実は、一々着替えるのが面倒だったというのが本当のところだったのですが、意外なことに、ほめていただいたものですから「まあ、僧侶として当たり前です」などと言っておりました。

 他には、食事の後やお茶の時間などに教学の話しや、御法主上人猊下の思い出話(御登座以前からのお弟子でしたので)などをしてくださいまして、そういう時間が楽しみの一つでありました。

 また、せっかく免許を取っても運転しないでいると忘れてしまうからと、車の運転練習と称して、時々何時間か外出させてくださるというご配慮をいただいたのも良い思い出です。

 佛乗寺での一年間はあっという間に過ぎ、私は年度替わりで墨田区の妙縁寺へ移りました。この妙縁寺は高橋御住職が佛乗寺に来られる前に住職をされていたお寺です。「縁があるねえ」とおっしゃって、妙縁寺までの行き方を丁寧にメモしてくださり、送り出して下さいました。

 それから大学卒業まで妙縁寺でお世話になりまして、その後お山に戻り、猊下様のおそばにお仕えする奥番という任務を頂戴しました(笠原御住職の前任地である滋賀県草津の啓道寺の落慶入仏法要にも猊下のお供させていただきました)。その後、福岡で約七年間住職をさせていただき、平成十一年暮れからは総本山内にあって宗務院海外部でご奉公させていただいております。初めて佛乗寺に参りましたのが高卒直後の十八歳、現在私は三十六歳になりましたので、佛乗寺にお世話になった時の年齢の分だけ月日が経ったわけです。

 今回の学会問題が起こり、多くの方々が大謗法の創価学会と決別し、佛乗寺法華講となられて、高橋御住職と共に猊下様に御目通りをされた時、私は奥番として大奥におりまして、久しぶりに佛乗寺支部の皆さんとお会いできました。猊下様から温かい激励を受けられ、涙を流しておられた方の姿を今も忘れません。

 また佛乗寺支部には、英語御書翻訳委員として海外部にご協力いただいている方、私の担当するイギリスへお仕事や留学で滞在され、現地でたいへんお世話になった方、海外で信心され登山などでよくお会いする方など、現在でもご縁のある方が多くおられます。十八年も前に、たった一年お世話になっただけですのに、ご縁というのは本当に不思議で、ありがたいものだということを実感しています。今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

 本日の佳き日を契機として、『立正安国論』正義顕揚七百五十年の大佳節に向けて、皆様が笠原御住職のもと、大いなる決意をもってご精進致されますことを確信します。

 御住職ならびに法華講の皆様方のご健勝と、佛乗寺のいよいよのご発展を心よりお祈り申しあげまして、お祝いに代えさせていただきます。本日は本当におめでとうございました。
講頭挨拶
 皆さんこんにちは。四十周年記念法要、宗旨建立会並びに第二十一回支部総会が、笠原建道御尊師の導師のもと、妙住坊住職新井契道御尊師の御出席をいただき、講中七百二世帯を達成し盛大に行われ誠におめでとうございます。

 新井契道御尊師にはこの後、布教公演をいただきます。よろしくお願いいたします。

 さて、ただいま関塚総代より、佛乗寺を新築し、御供養申し上げたいとの話しがありましたように、佛乗寺の建物も四十年が経過し、古くなり御本尊様を御安置申し上げておくのも心苦しく、また、大勢の信徒さんの安全の上からも、早期に決断しなければならない時が来ました。

 私達の菩提寺であり、修行の場であります寺院を新築し御供養申しあげることは、私達信徒にとりましては大事業であります。

 私達信徒ひとりひとりがなんとしても佛乗寺を新築していこうとの深い想いと資金がなければ出来ない事業であります。

 寺院新築準備委員会の中で、講としてはどう取り組むかについていろいろと話し合いました結果、講中の皆様に御協力いただいて、一億円の御供養を申し上げれば立派な本堂、客殿、庫裏を新築御供養申し上げる事が出来ることがわかりました。

 さて、この一億円でありますが、具体的にはひとりが一年に十万円、二年で二十万円の御供養を五百人以上の方が心を一つにして参加して頂くという額であります。一年間に十万円、一ヶ月にしますと約一万円、一日三百円です。私の場合は煙草を吸います。煙草は一箱二百八十円です。煙草をやめ、あと少し節約すれば三百円、月一万円、年十万円以上の御供養を申し上げる事が出来ます。どうかここに御出席の皆様も日々の生活のなかで節約して五百人の中の核になって頂きたいと思います。

 三年後には新築成った佛乗寺に、総本山より猊下様の御下向を賜り、佛乗寺新築落慶法要、並びに千所帯達成の喜びの時を迎えたいと思います。

 この度は関塚、森、廣田、大蔵、室井の各総代、本多副講頭、関塚婦人部長、私の八人により、寺院建設準備委員会として話しを進めさせていただきました。どうか講中全員の皆様の心からの賛同を得させて頂き、具体的に前に進んで行きたいと思います。

 今後の話し合いの状況は随時御報告申し上げますので宜しくお願い申し上げます。

(野島講頭)
第六十四回地区長会開催される
佛乗寺新築に向け、折伏の機運高まる
 五月三日(土)十九時より本堂にて第六十四回地区長会が開催されました。

 佛乗寺創立四十周年記念法要において発表された、平成十八年春寺院新築について詳細説明がなされました。

 我々の想像以上に寺院の老朽化が進んでいることが昨年の一部修繕工事によりはっきりしたこと、それらの実際に写真に収められた応急修繕前の状況を目の当たりにすると三年持たせるのが精一杯であることが誰の目にも明らかなことがわかりました。特に深刻なのは二階の本堂を支える大黒柱が無いということ、漏電の心配があることです。

 御本尊様のお住まいがこれでは申し訳ない状況です。四十年前学会寄進により建立された寺院である佛乗寺ですが、学会手配の建設会社の手抜き工事では、欠陥工事ではなかったのかと勘ぐりたくなってしまいます。全講員にこの趣旨を誤解なく伝え、今年・来年・再来年と正しく建立御供養推進を行っていくことになりました。

 また、室井折伏推進委員長から、お寺が立派になったとしても中身が無ければ何もならない。平成十七年までに千所帯折伏完遂は勿論のこと、平成十八年春寺院新築落慶法要時に満場の結集ができるようでなければ、御住職様、御来臨戴く猊下様に申し訳が無い。

 何としても建立御供養とともに折伏を盛んにしていかなければならない。しかし自分だけで完結する御供養と違って破折する相手がある折伏は気持ちだけではできない、とにかく動きましょう、動けば必ず結果が出ます等、力強く話されました。

 最後に御住職より懇切なる激励・御指導を頂き、年間最低百二十所帯の折伏をコンスタントに達成し、常に折伏の機運が満ちる戦う佛乗寺に変わっていく時を迎えたという気持ちを、出席した全員がもったのではないだろうか。

 地区長会終了後、時間の許すかぎり御住職の御導師で唱題が行われ、広宣流布に向かって各々更なる精進をお誓い申し上げた。
青年部活動報告
 今月より隔週一回訪問折伏日を設け、五月四日(日)に第一回目をスタート致しました。これまで数回に渡り取り組んできた活動を定期化するものです。

 壮年部の方の協力により事前に破折に絡む資料を作成準備し、その日20軒から30軒廻ります。会う事の出来た方には、また資料を変え定期的に訪問する地道なやり方ですが、青年部育成をも視野にいれた活動です。

 偽りの厚い情報に覆われた人々に、そのウソの情報のバリアを破り、真実を伝えることは容易ではありませんが、成果は必ず出てくるものと確信しています。

 終日信心活動させていただき、夜お寺に戻ってきた時のみんなのすがすがしい顔は印象的でした。

(奥井青年部長)
参加者の声

 今青年部は壮年部の方をリーダーとし活動させて戴いております。私も三回参加させて頂き約70軒回り色々な方と出会いました。皆さんのお話下さることは大半が同様の返事で、ここまで洗脳されているかと思うと淋しくなることがあります。しかし、何とかこの人たちが富士大石寺の正しい信心につける様になることを願い、不定期だった折伏活動をこの機会に月2回奥井青年部長のもと邁進していく次第です。青年部皆様色々とお忙しいと思いますが何も出来なくとも参加する事に意義がありますので一緒に御本尊様の功徳を分かち合って参りましょう!

(青年部 小倉さん)
婦人部スローガン
「笑顔の信心あったか婦人部」に決定
 本年一月現在で佛乗寺法華講は七百所帯の規模ですが、本年より平成十八年までの三年間で、千所帯の陣容に成長していく目標が打ち出されました。

 御住職様よりは、新しい出発の時と心得、婦人部の磐石な土台作りをするようご指導を頂きました。

 さっそく活動者会を発足し、各地区のリーダー、副リーダーを任命し、月一回の活動者会議を行いました。第一回会合の折り、ご住職様より「心の濁りのない信心」を心がけるようお言葉を頂きました。

 そこで明るく楽しく、陰口悪口を言わない、何でも話し合える頼もしい婦人部を心掛けて行きましょうと、これをスローガンにしていくことになりました。

 投票の結果、「笑顔の信心あったか婦人部」に決定しました。会合も会を重ねる毎に充実させ、一人でも多くの方が参加される活発な婦人部に成長していきたいと願っています。皆さんの佛乗寺支部です。ご協力の程お願い致します。

 立正安国論正義顕揚七百五十年における御命題達成に向け、新たな闘いは既に始まっています。「一切を開く鍵は唱題行にあり」との御法主上人猊下の御指南を常に忘れず、支部目標達成に向けて異体同心の婦人部がその原動力となるべく頑張ってまいりましょう。

(関塚婦人部長)
春季総登山に参加して
 今回の登山で一番心に残った事は、猊下様が仰せられた御言葉です。皆さんがよく私に合掌されますが、反対に私の方が合掌していますと仰せになり、一人ひとりが信心に努力をされて幸せになって貰いたいという意味合いの御言葉を賜ったことでした。大きな慈悲深い御言葉をいただき感銘致しました。ふと振り返って見た桜並木の美しさに信心の前進を心に銘記して帰りました。登山に対して井上さんはじめ皆様にお世話様になり感謝申し上げます。

(江川さん)
編集後記
 四月二十七日に奉修された、佛乗寺創立四十周年記念法要において、「平成十八年春に寺院新築を」との発表があった。五月一日の役員会ではこれを受けて建設委員会が発足し、かねてより講中全員の念願であった、佛乗寺新築への第一歩が踏み出された。

 私も微力ながら、この大事業に精一杯参加させて頂こうと決意している。なぜなら、この事業の完遂は僧俗一致・異体同心の結晶であることを、昨年の三十万総登山・総本山奉安堂落慶を通して確信させて頂いているからである。

 翌日の地区長会で、室井折伏推進委員長は、「折伏なくしてお寺は建たない。」と力説された。いよいよこの杉並の地に、正法流布の気風が満ちようとするとき、様々な角度から三障四魔が競い起こることは疑いが無い。それらを打開してゆくのもまた折伏以外に無いとの意であると拝する。

 「三障四魔と申す障りいできたれば、賢者はよろこび、愚者は退く」(新編一一八四頁)

の大聖人様の御金言をいよいよ胸に止め、精進して参りたい。

(文責編集部・禁複写転載)