平成16年 2月号
御住職御指導

「意義深き二月」
 二月は大聖人様の御誕生月です。貞応元年(一二二二年)二月十六日現在の千葉県安房小湊に漁師の子としての御出生でした。また、第二祖日興上人が御遷化になられたのもこの月です。元弘三年(一三三三年)二月七日です。

 ゆえに、日蓮正宗富士大石寺では、古来より「意義深き二月」と位置づけ広宣流布の闘いを展開してまいりました。佛乗寺のみなさま、伝統の二月により信心を磨き大きな功徳を頂戴しましょう。

大聖人様は『撰時抄』(八六七頁)において、

「余に三度のかうみゃう(高名)あり。一つには去にし文応元年太歳庚申七月十六日に立正安国論を最明寺殿に奏したてまつりし時、(乃至)二つには去にし文永八年九月十二日申の時に平左衛門尉に向かって云はく、日蓮は日本国の棟梁なり。予を失ふは日本国の柱橦を倒すなり。(乃至)第三には去年文永十一年四月八日左衛門尉に語って云はく、王地に生まれたれば身をば随へられたてまつるやうなりとも、心をば随へられたてまつるべからず。(乃至)此の三つの大事は日蓮が申したるにはあらず。只偏に釈迦如来の御神我が身に入りかわせ給ひけるにや。我が身ながらも悦び身にあまる。法華経の一念三千と申す大事の法門はこれなり」

と仰せになります。

 一つ目の高名は立正安国論を認めて、国家権力を折伏されたことです。二つ目は、竜の口の首の座に向かわれる時のお言葉で、御本仏としての確信を示されたものです。三番目は、佐渡から鎌倉に入られた直後に平左衛門尉頼綱との対面の時のお言葉です。この時に幕府は大聖人様に、

「大聖は法光寺禅門、西の御門の東郷入道屋形の跡に坊作って帰依せんとの給ふ」(日道上人『御伝土代』)

と云って、大聖人様を懐柔しようとしました。しかし大聖人様は、

「但唯以一大事の南無妙法蓮華経を弘通するを本とせり。世間法とは、国王大臣より所領をたまはり官位をたまふ共、夫には染せられず、謗法の供養を受けざるを以て不染世間法とは云ふなり」(御講聞書一八四七頁)

と仰せになり、「謗法厳誡」を御教示になるのです。

 大聖人様は「三度の高名」を、「日蓮が云うのではなく、釈尊が身に入って云っているのでありこのように云うことができる喜びは計り知れない」と仰せです。さらに続けて、「法華経の極理である一念三千の教えを身で読むことができたからこのように国家権力に対して一歩も退くことなく堂々と折伏の論陣を張ることができた」と御本仏の大確信を示されます。

 このことを私たちの信心の上にあてはめて拝してみると如何でしょうか。私たちにとっての「高名」はどのようなものでしょうか。

 先ず、「日蓮正宗富士大石寺の信仰をしている」と宣言することは私たちにとっては「高名」です。勇気のいることです。「大聖人様の教えて下さる『南無妙法蓮華経』の御本尊様を受持し世界の平和を祈りましょう」と信仰を勧めるのは慈悲の発露でありこれも「高名」です。「私は日蓮大聖人様の信仰一筋ですから、お付き合いとは云え神社仏閣に布施をいたしません」と主張することは自身の立場を明確にすることであり、信仰の内容を教えることですからこれまた「高名」です。

 私たちにとっての「高名」は、心に大聖人様が入って下さったことであり、御本尊様の教えを身と心で拝することが出来た証明です。言葉を換えて云うならば、折伏をすることによりはじめて大聖人様の信仰が出来た、ということです。つまり、身口意の三業での実践が大聖人様の信仰であり、それこそ大聖人様の教えて下さる「南無妙法蓮華経」の教えである、ということです。そこには当然の如く大きな功徳があります。

 大きな功徳とは「一生成仏」です。過去世からの罪障を消滅し、未来に仏果を得るために、今生に退転なく水の流れる如くの信仰を達成することが「一生成仏」です。意義深き二月、信心を磨き世界の平和を祈りましょう。 
第七十二回地区長会開催
 今年初の第七十二回地区長会が一月七日午後六時三十分から、佛乗寺本堂で開催された。

 御住職の御導師で三座の勤行のあと、講頭の司会で次の議題により開催された。

 先ず二月度の日程及び一月の日程確認が行われ、一月からの三回にわたる初級試験勉強会はテキストの初めから行い、講師は御住職自ら教えられる事となった。

 二十一日の広布推進会には講員の育成の意味も込めて、出席の啓蒙をしていくことが話し合われた。

 次に正月三日四日の初登山について関係者一同無事登山できたことが、講頭より報告された。今後二月の月例登山を初めとして、青年部より青年部登山会として参加する決意とともに講員の参加を啓蒙して行くことになった。

 第一回本堂建立のご供養については御住職より金額の発表とお礼のお言葉があり法華講費の中からのご供養として出された金額の発表があり、来年のご供養の趣旨徹底を啓蒙していくことが決まった。

 次に折伏の今年の目標早期完遂にむけて、昨年の目標達成に満足することなく、皆の力を結集して今年十一月までに完遂させるよう努力することを決意した。

 昨年折伏した人の中から、Kさん、Tさん、Aさん等の折伏体験の話につづき、Kさんから次のような体験発表があった。彼が元旦の親戚の集まりに行き、いつものように初詣では西新井大師に皆で行こうという話しが出た。これまでは何も言えなかったが勇気をだして絶対にそんなところに行くな、行けばよいことはない、と発言し座をしらけさせたが、自分では言えてよかった今年はいいことがありそうだという歓喜あふれる話に、一同折伏の決意を新たにした。

 青年部遊動隊リーダーより、今年の目標を三チーム体制で、月に百軒、一年で千二百件訪問折伏していく決意が披瀝された。

 最後に御住職より、祈って動けば、たとえその人が入信に至らなくても、必ず別のところから、正法を求める人が現れてくる。やはり動くことが肝要である。祈って動くことに無駄はない。この方程式は絶対である。他人のために悩むことは幸せなことである。その御報恩の気持ちを表す毎月の御講には必ず参加し、大聖人様にこの御信心を教えていただいた有難さを我が身をもってあらわすことが大事であり、そこに又功徳を積むことができるとのご指導があった。(K)
法華講だより
「病気に勝ったよ!」 Mさん

 私は、長い間てんかんに苦しんできました。でも昨年、病院で脳波を計った際、跡が残っているけれども、てんかんが直っていると先生に言っていただきました。私は十七歳の時てんかんになりましたので、十一年かかってようやく直りました。3年前ぐらいから、お山やお寺に積極的に行くようになりましたので、御本尊様のおかげだと思います。

 これからもきちんと勤行・唱題を欠かさず行っていこうと思います。嬉しくて、皆さんに報告させて頂きました。ありがとうございました。




「決意発表」 Sさん

 昨年の新年会の席で、何か目標を書く様に言われまして、その時に五人折伏することを誓いました。私は前年の春入信いたしまして、確信はそれ程ありませんでしたが、M様ご夫妻の強力なバックアップを得まして、年末三十日のYさんを加え、一年を通じ八人の折伏ができました。

 中でも、私の歌の先生でありますY先生はさぞかし難しいだろうと思いながらも、佛乗寺の御本尊様の前にお連れいたしますと、ご住職様のお話を聞かせていただくうちにすっかり素直になってしまい、私たちも大変驚きました。

 私は現在本職以外に三つほど仕事をしており忙しい毎日ですが、日々折伏させていただきたいと願っております。そうしますと、いつの間にか周りに現状から救ってもらいたい、どうしても折伏しなければならないというような方が現れているのです。

 本年は、八人の目標をたてております。毎年目標を高くしていくのが楽しみです。

 皆様共々にがんばって参りましょう!
ご案内
興師会
 七日(二時)


御講
 八日(十一時)

□今月より、午前十一時に奉修されますので御注意ください。尚、御逮夜御講は通常通り午後七時から奉修されます。


大聖人御誕生会
 十六日(二時)


御書学習会
 二十日(七時)   

□毎月第三金曜日に開催されます。 

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