平成16年 8月号
御住職御指導
 日蓮大聖人様は、『経王殿御返事』 (六八五頁)に、
「日蓮がたましひをすみにそめながしてかきて候ぞ」
とのべられ、大聖人様のお心を御本尊様として顕されたことを示されております。そして、御本尊様をお建て下さることにより、私たちに成仏の道を開いて下さいました。数多くお建て下さった御本尊様のなかにあって、富士大石寺におわします御本尊様は特別な意味のある御本尊様です。それは、
『聖人御難事』(一三七八頁)の
「仏は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は 二十余年に、出世の本懐を遂げ給ふ。其の中の大難申す計りなし。先々に申すがごとし。余は二十七年なり」
とのお言葉でも明らかなように、大聖人様が末法にお出ましになられた「ご本懐」が弘安二年十月十二日に御図顕の御本尊様に尽くされているからです。

 そこで富士大石寺では、この御本尊様を特に、「本門戒壇の大御本尊様」と申し上げ、日蓮大聖人様即大御本尊様という思いを込めて、七百五十年の間代々の御法主上人が現在まで護り伝えて下さっております。

 この御本尊様には、『報恩抄』(一〇三六頁)で、
「日蓮が慈悲曠大(こうだい)ならば南無妙法蓮 華経は万年の外(ほか)未来までもながる(流布)べし。日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり。無間地獄の道をふさぎぬ 」
と述べられるように、煩悩から起る迷いの世界から抜け出し、地獄の苦しみから逃れる大きな功徳があります。

 したがって、私たちが富士大石寺に参詣し、本門戒壇の大御本尊様に御開扉を願うのは、末法の仏様であられる日蓮大聖人様にお目通りし、成仏の功徳を頂戴するためです。

 日蓮大聖人様は、
「然るを毎年度々の御参詣には、無始の罪障も定めて今生一世に消滅すべきか」『四条金吾殿御返事』(一五〇二頁)
と述べられております。これは、ご信徒の四条金吾さんが、鎌倉から毎年大聖人様のもとへ足を運び、修行に励むことをお誉め下さるお手紙です。意味は、
「日蓮のもとに参詣することにより、生命を受けて生死を繰り返し、これまでに多くの罪障を積んできたが、それらを全て消し去ることのできる功徳がある」というものです。このお言葉から、私たちは、大聖人様のお力の偉大さを学ぶことができます。
 
 総本山富士大石寺に参詣し、大御本尊様に御開扉を願うことが、現世の幸福を達成することになります。また、未来の成仏は現在の修行によって決まります。故に未来の幸福も約束されるのです。

 登山参詣の大切なことがおわかりいただけたと思います。健康面に不安のある方、人間関係で悩んでいる方などなど。悩みを抱えていない方はおりません。これらの煩悩からおこる色々な悩みは全て過去世の罪障からおこっているのですから、登山参詣することによりそれらの問題を解決することができるのです。

 大御本尊様の功徳を確信し、日蓮正宗総本山富士大石寺に足を運び、幸福な生活を確立しようではありませんか。
夏期講習会参加者の声
 七月八日第七期、夏期講習会に、五年前に折伏した友人と二人で、初めて参加させて頂きました。

 どの講義もとても分かり易く、過密に見えるスケジュールも、実際は、時間的にも余裕をもって作られていて、初参加の私たちにもまったく無理なく受講できました。

 この度の登山の一週間前に、諸事情により参加が難しいという状況になってしまいました。初め私は、行きたいときに登山できない自分の境涯が情けなくなり、それを自分を取り巻く周りのせいだと思いました。

 「行けないかも・・・」と、ポツリと言った私に母が、「行けないじゃなくて、行かせてくださいでしょっ!」と無遠慮な激を飛ばしてくれました。それでも私は気が付かず、御本尊様に、いつになったら自由にお山に行けるようになるのですかと、問いかけていました。

 登山の日は迫りましたが、何とかしたいという気持ちから、行けないかもしれないことを友人に伝えられず、イライラは増し、泣きながら、もっと時間に余裕があればきっと解決できるのにと、愚痴の心境で御本尊様に向かっていました。

 そんな中でフッと母の、「座って題目できないなら立っている時でもしなさい。」という言葉を思い出し、そうかという思いで心の中でお題目を唱えていました。すると私の中で、「これは魔だ。」と思い、「魔ならお山にいける、魔に負けなければお山に行けるんだ!」という気持ちが湧いてきて、なんだか嬉しくさえなってきたのです。限界近く達していたイライラが嘘のようになくなり、こういう気持ちでお題目を唱えられることが、すでに功徳を頂いているように思いました。周囲の方達の協力を得て、何とか登山することができましたが、喜びと共に私の中では、こうしてどうにか登山参詣させて頂いているうちに、境涯が変わるんだ・・・という気持ちがありました。

 帰路につく途中、お山で購入した新興宗教破折の本をなにげなく開きました。その序文で、新興宗教と既成宗教との大きな違いを、幸せを求める者に対し、その求めるものを無条件で直に与えるという新興宗教に対し、幸せになる方法を、仏の教えから学ばせ、自ら実行する決意と精進を誓い、祈ることによって幸せになれると、指導するのが既成宗教であるとの比較が書かれていました。以前から御本尊様は話されないけれど誰かを介して御仏智を下さると、聞いていましたが、この時の私には御本尊様の言葉は、すべてこの本のこのページに載せられていました。

 今までの私は、まさに登山すれば境涯が開ける、唱題すると何かが変わると、タナボタ式に功徳をあてにしていたことに気がつきました。この登山のお陰で少しながら今の私に一番必要な、自分の信心の姿勢を見直すという功徳が頂けたようにおもいます。

(松本さん)




 今回の講習会は、主に学会の再折伏についてなど盛り沢山の内容となりました。

 御法主上人猊下様も、現在の日蓮正宗僧俗の最重要課題は、創価学会への折伏であると御指南くださっており、様々な今の日本の現状、犯罪や自然災害、これまでに無かった疫病等、これらはひとえに、創価学会の起こす所の大謗法が原因に他ならないと、お示し下さっております。

 それに対し学会の謗法はとどまることを知らず、更に謗法路線をエスカレートさせているのが現状です。あの阪神大震災をみるに、このまま学会の大謗法を見過ごしていたならば、更なる天災が起こってしまうのではないかとの不安があとをたちません。

 それは、『立正安国論』にも説かれている三災七難に当てはまります。公明党が日本の政権中枢にいて、その権力をかさに御法主上人猊下をはじめ日蓮正宗を更に攻撃したならどうなるか?今迄以上の災害等が起こるのは必至と考えられます。

 おおげさでは無く、日本を世界を救うのは私達法華講しかいないと考えます。

 この度の夏期講習に参加し、今こそ宗門を外護申し上げるべく、一人でも多くの学会員を救うべく精進する事を誓って参りました。

(高橋さん)
ナイスニュース
八月七日、Wさんご夫妻が、二人の間に先月誕生したRちゃんの初参りに参詣しました。

 Wさんは、「娘をこうして連れてくる事で、自分自身が身も心もシャンとしましたね。」とコメントしてくれました。

 おめでとうございます!
登山部よりお知らせ
支部総登山締切間近!!

 本年度の支部総登山が開催されます。支部総登山は、猊下様の御指南により、御住職様を先頭に、佛乗寺信徒が全員揃って総本山大石寺に登山参詣するというものです。

 猊下様は、この総登山という事に対し、「1ヶ寺を挙げて徹底して取り組み、正しく正直に、また、きめ細かに行う事によって、その寺院における組織の真の活性化につながるのです。」と、仰せあそばされ、僧俗一致和合のための重要な行事として私達にその励行を御指南下さっております。

 平成18年の新本堂建立を控えた私達は、本年の支部総登山を、その一大事業完遂の礎と捉え、皆で一致団結してこれを成功させましょう。
編集後記
  八月三日早朝、大正・昭和・平成と激動の時代を生きた祖父が九十歳でその生涯を閉じた。

 佛乗寺での朝の勤行を終えたところに、実家の兄より連絡が入った。そのことを法大さんにこぼすようにお伝えすると、法大さんはきびきびとした姿勢ですぐに、御法務で外出されていた御住職様に連絡を取って下さり、お電話で直接御指導を伺う事が出来た。

 通夜・葬儀と日蓮宗で執り行われたため、題目もお経も同じであったが、御指導どおり決して唱和する事無く、お経中は合掌をせず、手は膝の上という姿勢を崩さなかった。参列者の最前列で、しかも祖母や両親の兄弟が前方右手にこちらを向くように座っていたため、後に母より注意を受けたが、どのように思われようとも、こうして心中でのみ題目を送る事が祖父への供養になると信じ、最後まで貫いた。

 以前聞いたことのあった、大聖人様の、「恐れても恐るべきは後世、慎みても慎むべきは来世なり。(中略)父母の命に背きて無為に入り、還りて父母を導くは孝の手本なる事、仏其の証拠なるべし。」との御金言がそばで支えてくださった。

 東京に戻るとすぐに、祖父の回向のため御塔婆を建てた。御住職様のお経に連なり、心からお題目を送る事が出来ることの有り難さを痛感した。

 この後も自らの命に刻まれている謗法を自覚し、罪障消滅と、祖父の菩提を願って七日ごとの御塔婆建立に励みたいと思う。

文責編集部 転載複写等禁止



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