平成16年 9月号
御法主上人猊下御指南
「一年に一人が一人乃至以上の折伏を」という標示は、僧俗の覚悟であり目的観である。この折伏成就のために最も大切な事は唱題行であり、いわゆる崇高な折伏という目的を持った唱題こそ、強い生命の力をもってすべての生活の案件がおのずから開け、調う功徳を生ずるのである。

正しい目的観を持った唱題、これこそ大仏法前進の鍵であり、心の福智二徳、身の荘厳と健康を限りなく顕現する最高・最上の生活法である。
体験発表 於 青年部大会 大宣寺
 みなさんこんにちは佛乗寺支部の武田です!本日は東京第二地方部青年部大会が盛大に開催されましたこと、誠におめでとうございまぁーす。大変、私事で恐縮なのですが只今、ホンッートォ〜にっ!緊張していますッ!できればこの緊張を皆様に替わっていただきたいところなのですが、この度、体験発表と言う大役を頂きましたからには精一杯!頑張って、お話しさせていただきたいと思いますので、ド〜ゾ皆さん!宜しくお願いいたしまーす。(拍手)

 私は今年で入信一年目になりますが、入信前と入信以後において、ハッキリと大きな違いが生活上に現れてまいりましたので、その体験を発表させていただきたいと思います。入信前の自分は、全くといっていいほど宗教とは無縁の生活をしていました。困った時の神頼みじゃありませんが、自分の都合のいいように、キリストがでてきたり、仏様がでてきたり・テレビなどでは、オウム真理教を初めとする宗教団体が信者を騙し、多額の布施を強要したり、怪しい霊能者がグズグズいっていたり・・僕の中での宗教観は怪しい!暗い!金盗られる!の最悪3拍子でコレが入信前の宗教に対する私のイメージです。

 次に僕の性格、御授戒までの道のりをお話しします。元々の私の性格は非常に頑固な一面を持つその反面、物事を途中でなげだしてしまうような所があり、それが生活の中で極端にでてきて、いつも、周囲の人達を困らせていました。例えば、物事にはまると、どっぷりつかる一方で、うまくいかなくなると他人のせいにしてしまい、心がアンバランスでいつも、もやもやしており、いろんなものに手をだしては投げだしの生活を送っていました。さらにさかのぼってみると、中学生ぐらいから、今後、将来どうすりればいいかと色々考え始め、自分を信じるとか、努力すれば生活は改善されるとか自分にいいきかせていました。しかし自分を変えたいと思いながらも、「今がたのしきゃいいやぁ〜」といいかげんな心が凄い割合で自分の心を占めるようになりました。初めは部活をサボりだし、次に体と精神を鍛える為にやっていた、空手もサボりはじめ、又、挙げ句は学校もサボる様になり昼間から友人宅にたむろし、夜は朝まで公園で居座るなどという生活が続き、結局高校も一年で退学になりました。そのような自分でしたが、その後は結婚し子供を授かり、なんとか立ち直り、将来は電気の技術を覚えて家族を楽させてやろう!と誓い、就職して頑張ってきました。仕事は順調とはいえないまでも、早く覚えたい一心で休日返上で仕事をしました。しかし又自分の病気が始まりました。病気と言うのは、体ではなく心のです。今考えて見れば、別にどぉーでもいいようなことに悩んだり、先輩のちょっとした言葉を気にしたりと、つねに周囲の目を気にして生きてきました。

 そんなおり、去年の四月から、技術を高めようと夜間の電気専門学校に通うことになりました。入学しては見たものの毎日仕事を終えてからの通学でしたのでやはり正直言うときつかったのです。昼間はうまの合わない会社の上司の下で仕事、夜は勉強。学校と言っても年齢層は下は十代、上は六十代で様々です。そんな中合わない人間が僕に近付いてきました「お〜い。」いやな声が聞こえて来ます。私は普段は大人しくして、なるべく嫌なことには目を向けないようにしているのですが、仕事上で肉体的、精神的な面では俗に言う(イッパイ)な状態!よりによって絡まれたくない人に絡まれ、それでも自分はイヤな気持ちを殺してまでニコニコしている。そんな自分がつくずく嫌になっていました!大抵そうゆう感じでいると更に輪をかいて度が過ぎるような事をしてくるもんです。当に一触即発状態でしたが、とうとうある時私はその人をみんなのいる前で投げ飛ばしてしまいました。『あぁやっちゃったァァ』ふと我に帰った自分は、『どうしていつも自分はこうなんだろう!どうしてこうゆう人がよってくるんだろう』と後悔していましたが『んなこと言ったって相手がわりぃ〜んだから仕方ないよな!』などと開き直りすっかり自分自身を正当化している有様でした。

 そんな私の精神状態とはうらはらに!?一人この教室の中をイツモ、プラプラしてる人がいたので少し観察していました。黒板の前を一人でブツブツなにか言いながら周囲の目などマッタクきにすることも無く、殆ど毎日授業前や休憩の時にウロウロしているのでした!僕はその人と話したいと思うようになり、あるときその人を車に乗せて二人きりで帰ることになりました。『でもかなり癖のある人を乗せちゃったなぁ〜』っと思いながらの帰り道、その人が突然、「武田君ってさぁ、毎日煮え切らない顔してるよね〜」なんて言ってきました。なんだこの人?失礼な奴だなぁ〜と思いながらも話をきいていると出るは、出るはドロドロした色々な事、僕は日頃の悩みをその人に全て打ち明けていました。暫くするとその人が突然おかしな事を言い出しました。「オレサァ!この近くにあるお寺にタマァーに行くんだよね〜」。するとよくよく話をきいてみると、実はこの人!日蓮正宗の信者さんだったんです。『まさかこんな人が宗教やってんのかな〜まさか!』もうそれだけでもビックリです。始めにも言いましたが、私は宗教に対するイメージは最悪で、「暗い」の一言。この人をみてると僕の宗教に対するイメージとはかけ離れていました。なぜか僕もいろいろ聞いてみたい!と思い、話をきいてみると、日蓮正宗のことや創価学会のこと、キリストや町でヨク見るいろんな宗教の事を話していました。宗教の教えの高い、低いや、正しいもの、そうでないもの等、その宗教による影響力など、話は広範囲にわたりました。正直ショックでした。宗教に高い低いや正邪があるなんて僕はそんな話聞いたこともありません!そして彼は最後に「だから日蓮正宗が一番正しいんだよね〜あなたもマズはお寺さんにいってみないとアカンよねー!」といいました。私が「そこいけば今までの問題や悩みがよくなりますかね〜」と聞いたら、「じゃなきゃ俺だってやっとらんワナァ!!」と言われました、そして私は、平成十五年六月二十二日に初めて日蓮正宗のお寺に参詣し、半信半疑ながらでしたが信心してみようと思いその日に晴れて御授戒をうけさせて頂きました。ちなみに僕に信心の話をしてくれたフワフワした方、あの言葉のいい回しをご記憶の方もいるとおもいますがボクのお寺にいる山名さんです。山名さんは先日の五月二十三日に新宿の大願寺様で行われた地方部総会で体験発表された方です。【その時の体験発表が、『大白法』九月一日号に掲載されています】

 御授戒を受けてからの僕ですが、笠原御住職や山名さんの指導により勤行、唱題にはげみました、学校に行く前は山名さんと大願寺で夜勤行、唱題、最初はなかなか変わる様子もなく少し焦っていた私は、「ほんと変わるんですか〜」なんて少しグチっポク聞くと山名さんは『まぁいろんな状況の中で信心している人がいるからナァそのなかで毎日少しでも精一杯頑張っちゃえばだいじょーぶだょ!でもケッコ〜自分じゃ気付いてないこと多いんだよね!それにしても俺今頭痛いんだよなぁ!!』といわれトッサニ!あっ!そういえば俺が長年苦しんでいた持病の偏頭痛がなくなっている!!毎週二回は必ずあった偏頭痛が・・・あれっ!なんでだろ!ひょっとしてこれは凄い!?!そしてさらに色々な事がおこりました。仕事では夜学校にかよわせていただけるだけでもありがたいと思っていたのに、ボーナスをいただいたり、よく山名さんにグチっていた上司との関係もよい関係に向かうなど・・他にも数え切れない功徳の体験をさせて頂きましたが時間も限られているのでこの場では伝えきれないのが少し残念です!また日々、日蓮正宗の仏法に触れるなか、少しずつ変わっていく自分に気付き、又、まわりも良い環境にとかわっていくのがわかりました。

 もっと自分を変えたい!そうだ!折伏だ!知らない友達とかにも話してみよう!そー思いました。宗教や仏教のことは全然知らない僕は、なにを伝えればいいか・・先輩の山名さんにいろいろ教わり、本を読むなどたくさん勉強したつもりが・・覚えたつもりでも、言葉にだすと、めちゃめちゃです。そうだ!日蓮正宗のホームページのプリントみながらやってみよう!ありったけの事を詰め込んで折伏に挑む事にしました。小中学の同級生三ツ橋君を折伏しよう。さっそく電話しました。「オ〜!最近どうよ」「頑張ってるよ〜」と頑張れて無いような声・・うわぁ話しずれ〜と思いながら、勇気をふりしぼって言いました。「俺、最近寺にいってんだけどすごいんだよ!」って話してみたところ、「寺だけはいきたくないんだよね〜」とばっさり。こりゃ会って話すしかない!と思い、翌週会うことになりました。僕が車の中で山名さんに折伏されたように、僕も車のなかで、勉強したことを話そうとしたのですが出てこない、「仏教はね〜お釈迦様がね〜」「鎌倉時代に大聖人様が生まれたんだけど、凄いんだよ!それに偏頭痛治ったしさ〜。」彼曰わく、「それは頭痛薬飲んだからだよ〜」「あとね〜へんなとこに執着しないしさぁ〜毎日が新鮮でさ〜凄いんだよ!」彼曰わく「神様なんてのはいないよ」言ってることはバラバラ、三ッ橋君が頷くような言葉は言えませんでしたが、もうとにかく、すばらしいことを一生懸命伝えてみました!するとどうでしょう!三ツ橋君を折伏し御授戒をうけることができました!それを契機に僕は更に一人でも多くの人にこの仏法を知ってもらいたい!そう思うようになりその後、上島君、三瓶君を折伏し、御授戒を受けさせていただくことができました。その後三ツ橋君は、毎月の御講に参詣し、御家族を入信に導き、上島君も、忙しいながらも頑張って徐々にではありますが、御本尊様の素晴らしさを感じてきているようです。

 日蓮正宗に入信し、この一年を振り返りいろんな事があり、また色々な体験をさせていただくことができました。もちろんいいことばかりじゃなく悪いこともです。その悪いことも今振り返ると「はっ!」と気付かせてくれることがたくさんありました!笠原御住職にその近況をお話したところ、「武田君いい時ばかりじゃないよ!いい時も、悪い時も、関係なくお寺に頑張ってくるんだよぉ!」と優しいお言葉を頂きました!反面今の自分に少し足りない忘れかけてしまっている部分を気づかせて頂いたような気がしました。とてもありがたく、また貴重なアドバイスでした!以上の様な体験を通して感じたことは、今まで何かとうまくいかないことや、イャな事があるとすぐに周りの環境や他人のせいにし、全く我が身を知らない自分でしたが、分からないながらも御住職様や山名さん始め、皆さんの教えてくれるまま信心していく中でそうなる事の原因が全て我が身に有ることを教えて頂きました。御法主上人の和歌に、『何事も己が因果の報いぞと思う心が仏成りけり』というものがあるそうです。まだまだ微力ではありますが、どんな時もお寺から離れず精進を重ね、来る平成十八年佛乗寺千所帯達成と新築落慶法要の暁には、御法主日顕上人猊下様が御下向されることを楽しみに、本日より頑張って行きたいと思います!ありがとうございました!
お会式にお詣りしましょう

 本年のお会式は、御逮夜が十月三十日(土)午後七時、御正当会が三十一日(日)午前十一時から奉修されます。

 お会式は古来から「一年三百六十五日お寺にお詣りしても、お会式の一日にお詣りしなければ本物の信心とはいえない」といわれます。その意味は、私たち日蓮正宗の信仰は「御本仏への感謝の気持ち」をいつも忘れないようにお題目を唱えることが大切ですよ、ということです。この感謝の精神を心に懐いて日々をおくることが叶えば、素晴らしい境界を開いて行くことが出来ます。

 励まし合い、誘い合ってお会式にお詣りをしましょう。


 

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