平成17年1月号
立宗七百五十三年 新春
「僧俗前進の年」


御住職 新年の辞
 立宗七五三年の新春を心よりお喜び申し上げます。

『十字御書』 (新編一五五一頁)

十字一百まい・かしひとこ給び了んぬ。正月の一日は日のはじめ、月の始め、としのはじめ、春の始め。此をもてなす人は月の西より東をさしてみつがごとく、日の東より西へわたりてあきらかなるがごとく、とくもまさり人にもあいせられ候なり。


 『十字御書』は、新年を「大御本尊様をもてなす心」で迎える私たち日蓮正宗の信仰者の幸福を教えて下さる御書です。

 当抄はみなさまよくご承知のように、雪深い身延山中におわします日蓮大聖人に、お正月にあたって、蒸した餅やくだものの御供養を申し上げた重須殿の女房、すなわち南条時光の姉に与えられたものです。弘安四年一月五日、大聖人六〇歳の御時です。

 なぜ新年を「大御本尊をもてなす心」で迎える私たちが幸福な境涯なのでしょうか。思いますに、正月は一年のはじめです。すべての始まりです。その正月をもてなすことは一切を「もてなす」ことに通ずるからです。

 「もてなす」とは感謝の意を表すことでもあります。それは、「私たちが御本尊に生かされている」ということの表れです。米やミカンは私たちに食べられるため実をつけたのでしょうか?そんなことはないはずです。子孫を残すために、実をつけたのです。同じように、魚や鳥たちも。

 他の生物の命を摂取して生きている私たちのありかたを考えるとき、どうしても「御本尊に生かされている」と思わざるを得ません。そういたしますと、生かされていることへの感謝の念が自然自然のうちに湧いてまいります。そして、感謝の念をどのように表してゆくかを考えるようになります。

 その方法を大聖人は「南無妙法蓮華経」と教えて下さるのです。したがって、一年のはじめを大切に思い「南無妙法蓮華経」とお題目を唱える修行は実に貴いものなのです。だから、その思いを実践するゆるぎない方法が確立されている日蓮正宗の信仰者は幸福なのです。

 また、『秋元殿御返事』の中では正月のことを、

「正月は妙の一字のまつり」(三三四頁)

と仰せになります。妙法のまつりを大切に思い、心より慶祝することですから功徳もまた大きいことを知るべきです。「徳が増(ま)さり人々からも愛されるようになる」とのありがたい仰せが心に染み入ります。

 さらにまた、「もてなす」ことは修行です。修行とは「南無妙法蓮華経」と唱え折伏を実践することです。『開目抄』では、

「無道心の者、生死をはなるゝ事はなきなり」(五七七頁)

と述べられます。「道心」は道を求め、修行に励むことです。したがって、「道心」があれば生死の苦しみを解決することができる、との仰せです。私たちは生死の苦しみから解き放たれ、悠々と今生を過ごす仏力と法力を得ております。信力も行力も具えております。成仏は確実に私たちの手にあるのです。

 そこで、「しなければならない」と考えるより、「お題目を唱えると幸福になれる」と考えることを勧めます。「折伏をすれば罪障が消滅する」と教えて下さる大聖人のお言葉を素直に拝することができるようになりたいと思います。素直な生き方が実は積極的な生き方です。

 ところが、積極的な生き方と消極的な生き方は表裏です。凡夫の心は縁により左右されます。そのためにも、「しなければならない」と思うより、「すればこのようになる」と我が心を大聖人の教えに縁をさせること、「御本尊様のお心を」第一とすることです。御本尊様第一が日蓮正宗の信仰者のあり方です。それには御本尊の前で唱題をすることです。そして、「大聖人様、私も広布のお役にたつようにしてください」とお願いをするのです。

 素直になれば、
「一人ひとりの力に合わせて、御本尊のお徳を語ろう」(諸法実相抄)
との仰せである「折伏」もできるようになります。
 
 本年は、いよいよ本堂の新築工事が始まります。本堂の新築とは、法華講衆の力で新たに御本尊様のお住まいを御供養することです。日蓮大聖人様がお歓び下さると確信をいたします。大聖人様がお歓び下されば、私たちは大きな功徳が頂けます。

 日蓮大聖人よりの御付嘱を承けられ、本門戒壇の大御本尊を御所時遊ばされる日顕上人猊下のもとで、『生死一大事血脈抄』の、

「日蓮が弟子檀那等自他彼此の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり」(五一四頁)

との御聖訓のままに、

「桜梅桃李」(御義口伝・一七九七頁)

の修行に励みましょう。

 昨年は世界中のいたるところで人災や天災が猛威をふるいました。二十一世紀はわざわいの世紀になるような予感がします。災難に遭われた方々のご冥福と一日も早い復旧を御本尊様の前で祈り、さらに、直接的な救済の方法を伝えることが私たち法華講衆の使命です。自身の幸福と世界中の人々の幸福を願う富士大石寺の信仰を実践することが大切です。折伏に邁進し、仏国土の建設を目標として精進しようではありませんか。佛乗寺一千世帯達成の鍵もそこにあります。仏乗寺法華講員のみなさまの益々のご活躍を心より御祈念申し上げます。
新年の御挨拶
野島講頭

 「僧俗前進の年」明けましておめでとうございます。平成十七年佛乗寺法華講の目標は、一〇〇〇世帯の達成と、無事故による本堂新築建立です。笠原建道御尊師の指導のもと目標達成に向け精進いたしましょう。講中の皆様の御多幸をお祈り申し上げ新年のご挨拶とさせて頂きます。


関塚総代

 新年お喜び申し上げます。
 仏乗寺新築御供養に貴重なる御供養を給わり心より御礼申し上げます。目標を達成することができたのは、御尊師様、講中皆様の、菩提寺仏乗寺への思いと異体同心の信心によるものです。有難う御座いました。五月より解体工事が始まります。不便なこと、戸惑うこと等皆様には今一層のご協力をお願いしなければなりません。来年三月の新築竣工に向け、御尊師様の御指導を拝し、講頭を中心に信心で頑張ってまいりましょう。
 世相は景気が回復し始めていると申しますが、簡単に生命を奪ってしまうような事件が後を絶たず、悲しいことです。
 皆々様には健康に注意され、事件等に巻き込まれないようくれぐれも気をつけてくださるようお願いいたし、新年の辞とさせていただきます。


森総代

 新年おめでとうございます。
 御当代日顕上人猊下におかせられては、昭和五十四年御登座の砌、訓諭を発せられました。即ち、核点は、祖道の恢復、広布への前進、異体同心の確立の三箇条であると記憶しております。
この訓諭こそ宗内に限らず、日蓮正宗信徒全員への永遠というべき御指南と拝察すべきことと思います。
 僧俗の前進という本年の命題は僧俗和合して、一年に一人がひとりを折伏する事に帰結いたします。
 信心未熟薄弱な我が身ながら、実行の実をあげたいと考えております。
 ここに講員一同の皆さん、桜梅桃季の原理を再確認し、老壮婦青、それぞれ異体同心して更なる講中発展へ向かって精進しあおうではありませんか。


大倉総代

 新年明けましておめでとうございます。
 今年は、佛乗寺建て替えの記念すべき年となります。御住職の思い、講員の方々の一人ひとりの期待に応えるよう、そして何よりも御本尊様に喜んで頂ける信心を貫いてまいります。


室井総代

 新年明けましておめでとうございます。昨年は不思議な因縁の巡り合わせでモンゴル支部も結成されました。本年は佛乗寺折伏目標は百世帯です。佛乗寺の悲願である新本堂建立と一千世帯を完遂して、来たる平成十八年度を迎えましょう。


廣田総代

 明けましておめでとうございます。
 昨年、佛乗寺は実践目標@講員千名の折伏行の達成、A寺院新築御供養の達成を目標に十五年、十六年の二回に亘り御供養が行われました。
 講員の皆様、本当にありがとうございました。この不況の最中、佛乗寺御信徒の信心の底力のすごさに感嘆するばかりでございます。
 新寺院の建物仕様は十二月十三日猊下様の御裁可を賜り、これをもとに佛乗寺建設委員会の議を経て、ぬくもり豊かな木造仕様と決定されました。十七年に入りますと、現寺院の解体、仮本堂の使用と一時的に皆様方に御不便をおかけしますが、現場では槌音高らかに私達菩提寺の建設が始まります。そして一八年三月には立派な本堂が新築され、木の香漂う本堂に猊下様をお迎えし、御親教を拝聴できるのです。この為の暫くの御辛抱です。益々、信心を強固にし頑張りましょう。


関塚副講頭

 明けましておめでとうございます。
 昨年は政治経済の低迷、台風・大地震等の異常気象、目を覆いたくなるような犯罪等、世の中は暗く乱れ、まさに「立正安国論」に示されるそのものの一年でした。だからこそ、この時に妙法に縁できていることの大事さに日々感謝の毎日でした。
 笠原御住職様から打ち出された平成十八年一千世帯達成と新本堂建立の二つの大きな目標に向かって着実に前進してまいりました。
 さて、今年は「僧俗前進の年」と打ち出されました。指導教師のもと深い信頼関係が築かれた僧俗和合の組織は、御仏智に適い、御本尊様の御加護を戴いて目標を達成・成就していくと、藤本総監様はこのように御指導されています。
 佛乗寺全員僧俗が心を一つに広布へ前進する時と思います。大聖人様の教えでなければ、真の幸せはないとの大確信をもって、下種・折伏に頑張ってまいりましょう。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。


園部登山部長

 平成十六年夏、本田さんからバトンタッチとなり、講頭さんに手伝っていただきながらなんとかやってきました。本年もやはり皆様に手伝って頂く事があると思いますが、さらに頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いします。


丹沢総務部長

 「僧俗前進の年」、明けましておめでとうございます。昨年は見事に折伏目標を達成し、支部千世帯まで残す所六十数世帯となりました。『立正安国論』正義顕揚七百五十年の佳節を四年後に控え、明年には佛乗寺本堂建立をさせて頂く私達は、本年もまた、折伏目標を完遂して参りたいと思います。
 私個人としましては、本年こそ、悔いの残らない一年にするべく、唱題を根本に御住職のご指導の下、信心に励んで参りたいと存じます。


米倉壮年部副部長

 新年明けましておめでとうございます。
 「僧俗前進の年」佛乗寺支部は素晴らしい新年を迎える事が出来ました。皆様方の尊い御供養により、壇信徒念願の本堂が新築出来る運びとなりました。又折伏弘教は一千世帯へ後六十余となりました。これもひとえに笠原御住職様の御指導のもと、野島講頭を中心に団結して取り組んだ皆様方の信心の賜物と確信致します。
 時は今、天変地夭、天下に満ち、「立正安国論」正義顕揚七百五十年に向かう年に佛乗寺新築が決定した事に、因縁を感じざるを得ません。正法を渇望し求める人々が陸続と佛乗寺目指して集まる事は必定であります。又、「行解既に勤めぬれば、三障四魔憤然として競い起こる」本物の信心で乗り越えて、大功徳を受ける事間違いありません。来るべき落慶法要に御法主上人猊下をお迎えする時、晴れ晴れと信心の実証を示し、大勢の信徒で本堂を埋め尽くそうではありませんか。


根橋婦人部長

 「僧俗前進の年」誠におめでとうございます。
 婦人部は昨年に引き続き「明るく楽しく」をモットーに今年の折伏目標である百世帯に向け実践して参りたいと思います。
 『妙一尼御前御返事』に、    
「それ信心と申すは別にはこれなく候、妻のをとこをおしむが如く、をとこの妻に命をすつるが如く、親の子を捨てざるが如く、子の母にはなれざるが如くに、法華経・釈迦・多宝・十方の諸仏菩薩・諸天善神等に信を入れ奉りて、南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを信心とは申し候なり」とあります。
 この御書を根幹に真剣な唱題を重ね、仏乗寺の建て替えの機に自分自身もう一歩成長したいと願っております。笠原御住職の御指導のもと婦人部一丸となって進んで参りたいと決意しております。


浅羽青年部長

 新年明けましておめでとうございます。本年も御住職様のもと、講中の皆様と共に御本尊様の御前でスタートをきることが出来ました。これを思う時我が身の福運に、御本尊様への感謝と精進の心が湧いてまいります。
 「僧俗前進の年」の年頭にあたり、御住職様のもと、青年部の発展と異体同心の確立を目指し、いよいよの精進をお誓い申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願い致します。


伊藤男子部長

 新年あけましておめでとうございます。作年は私個人色々とあり、役員の仕事と日常の仕事との両立とが上手くできず、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。本年は昨年末の餅つきのように浅羽青年部長と山下女子部長と連携をとり、青年部のさらなる発展と資質の向上に務めたいと思います。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


山下女子部長

 新年明けましておめでとうございます。
新本堂建立を目前に、猊下様をお迎えするのに恥ずかしくないよう、女子部の意識を高めて行きたいと思います。
 さらに、異体同心を持って、個々の折伏の成就を願って行きたいと思っております。
 本年もよろしくお願いいたします。


田中少年部長

 新年明けましておめでとうございます。
 新本堂建立を目前に控えた大切な年になります。少年部も「元気に」「楽しく」頑張ってまいります。
 本年もよろしくお願い致します。


荻原杉並東総地区長

 新年明けましておめでとうございます。
 本年は僧俗前進の年と銘打たれております。御住職の指導の元、皆様と共に前進していきたいと思います。本年も宜しくお願い致します。


高橋杉並西総地区長

 新年明けましておめでとうございます。
 御住職様は、常々、「力あらば一文一句なりとも語らせ給うべし」の御金言を引かれ折伏の大事を御指導くださっております。
 本年も、この御金言を胸に、総地区の皆様とともに、千所帯達成と新本堂建立に向かって頑張ってまいります。
 本年も宜しくお願い申し上げます。


堤杉並南総地区長

 「僧俗前進の年」明けましておめでとうございます。本年は佛乗寺新本堂建立を目前に控えた大切な年であります。昨年の反省を踏まえ、総地区の要として皆様とともに頑張ってまいる決意です。
 本年もどうぞ宜しくお願い致します。


井上杉並北総地区長

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、皆様には大変お世話になり心より御礼申し上げます。昨年は佛乗寺にとって未曾有の大折伏戦となりました。よく法界が動くといわれますが当にその通りになりました。御住職様の御指導では、仏力・法力・信力・行力の四力の中の信力・行力をもって願っていくところに必ず折伏が成就すると御指導くださっています。私は常にこの事を頭に入れて唱題のおり祈っています。
 ですが学会の大謗法は止まる処を知らず、昨年は御書にお示しの如くの天変地夭が至るところで起こってしまいました。悪を止め正法を弘めていかなければ「真の幸せ」が来ないことはいうまでもありません。
 さて本年は、「僧俗前進の年」にあたり、折伏目標百世帯を僧俗一致で早期に完遂し、講中一千世帯を達成するとともに、北総地区としても各地区長さんと連絡を取り合い十三世帯をやりきって行きたいと思っています。
 本年もよろしくお願いいたします。


野島練馬総地区長

 明けましておめでとうございます。
 昨年地区の方を始め、大勢の方々にお世話になりましたことを感謝いたしております。
 反省だらけの一年があっという間に過ぎてしまいましたが、反省なきところに進歩はない等と、自分を励ましながら今年の第一歩を踏み出したところです。
 信心即生活の精神が自分の生活に正しく取り入れ
られているかどうか、もう一度しっかり見つめ直し、生きる喜び―それは折伏に他ならない、と実感する信心ができるように、地区員の皆さんと声を掛け合い励ましあって連携プレイでがんばってまいります。
 本年もよろしくお願いいたします。


角田武蔵野西総地区長

 明けましておめでとうございます。信心の過程ではいろいろ難が起こってきますが、「難来るを以て安楽と意得べきなり」の御文のとおり、一つ一つ負けないで乗り越えていくところに自分自身の人格の成長があると信じ、今年も折伏・育成に励んで参りたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。
お餅つき&大掃除
 昨年十二月二十六日、恒例のお餅つき&大掃除が、晴れ渡る青空の下行われた。今年も子供から大人まで多数参加しにぎやかな会となった。さて、つきたてのお餅は婦人部の手で、おぞうにと、おしるこに仕立てられ、皆に振舞われた。

 昨年は、不思議な因縁によりモンゴルへの出張御授戒が叶い、御住職のもと、四年連続折伏誓願目標を達成する事が出来た。本年はいよいよ新築工事が着工するため、現在の本堂を大掃除させていただくのは今回が最後となった。皆で心を込めてきれいにした後の、おぞうにの味は格別であった。
編集後記

 新年明けましておめでとうございます。

 今年も御住職様より、『十字御書』を通して新年最初の御法話を戴いた。「正しくお題目を唱える修行の出来ている皆さんは、必ず、徳もまさり人にも大切にされるようになれます。」と。

 確かである。一階で拝聴しながら昨年お寺の内外にかかわらず周りの方々から戴いたたくさんの優しさや、ためを思って時にくださる厳しい言葉などが思い出された。そのありがたさと、未だ満足にお応えできていない口惜しさとが入り混じり正月早々涙した。

 くやし涙とともにではあったが、御本尊様の御前において「今年こそは」と新たな決意と希望に満ちる正月を迎えることが出来た。今年はこのくやしさをバネに、自らを裏切らない信心を貫き、明年正月を喜びの涙で迎えたい。

文責編集部 転載複写等禁止



日蓮正宗向陽山佛乗寺