日蓮正宗佛乗寺法華講青年部 週刊向陽


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第287号 目次  平成20年10月24日

○ 日蓮大聖人佐渡配流をお偲びして(1)


○ 文永8年10月21日 大聖人様、越後寺泊に着く
○ 文永8年10月22日 大聖人様、「寺泊御書」をご述作
○ 弘安7年10月18日 日興上人様、書を美作房に報じ登山を促す
日蓮大聖人佐渡配流をお偲びして(1)
(一)越後寺泊の津

一月近く依智の本間邸に預かりの身となっていた大聖人は、文永8年10月10日、佐渡へ出発することになった。

このとき、大聖人に供奉したのは日興上人や、富木殿から遣わされた入道らと、数名の警固の武士たちであった。

『法蓮抄』に
「鎌倉を出でしより日日に強敵かさなるが如し、ありとある人は念仏の持者なり、野を行き山を行くにもそばひらの草木の風に随ってそよめく声も、かたきの我を責むるかとおぼゆ」
と仰せされ、道すがら念仏の敵日蓮房に対する宿場や村里の人々の憎悪と侮蔑の眼差しは、筆舌に尽し難いほど厳しいものであった。

大聖人の一行は10日に依智を発ち、その日は武蔵国久米川に泊まり、三国街道を12日間かかって歩き、難渋のすえ10月21日、ようやく越後の寺泊に着いた。

『寺泊御書』に
「今月十日相州愛京郡依智の郷を起って武蔵の国久目河の宿に付き十二日を経て越後の国寺泊の津に付きぬ」と記されている。

寺泊に到着されたあと、供奉の弟子等を帰すにあたり、富木殿にあてた手紙『寺泊御書』を持たされたのであった。


日蓮大聖人正伝(213〜214頁)

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